ブーコリオーン
ブーコリオーン(古希: Βουκολίων, Būkoliōn)は、ギリシア神話の人物である。主にラーオメドーンの子のほか数人が知られている。長母音を省略してブコリオンとも表記される。以下に説明する。
ラーオメドーンの子
編集このブーコリオーンは、トロイアー王ラーオメドーンの子とニュムペーのカリュベーの子[1]。ブーコリオーンはラーオメドーンの長男で、泉のニュムペーのアバルバレエーとの間にアイセーポス、ペーダソスをもうけた[2]。
一説にトロイア戦争のときトローイアの長老の1人だったが[3]、ラーオメドーンとその子供たちはプリアモスを除いてヘーラクレースに殺されたともいわれる[4]。2人の子供たちはトロイア戦争でエウリュアロスに討たれた[2]。