ブレット・ニコラス
ブレット・ジェームズ・ニコラス(Brett James Nicholas, 1988年7月18日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身のプロ野球選手(捕手)。右投左打。MLBのシカゴ・ホワイトソックス傘下所属。愛称はジェスロ(Jethro)[1]。
シカゴ・ホワイトソックス (マイナー) | |
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AAA級ラウンドロック時代(2016年8月31日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アリゾナ州フェニックス |
生年月日 | 1988年7月18日(36歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2010年 MLBドラフト6巡目 |
初出場 | 2016年4月11日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入りとレンジャーズ時代
編集2010年のMLBドラフト6巡目(全体196位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでプロデビュー。A-級スポケーン・インディアンスでもプレーし、2球団合計で54試合に出場して打率.242、3本塁打、35打点、2盗塁を記録した[2]。
2011年はA-級スポケーンとA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレーし、2球団合計で66試合に出場して打率.270、6本塁打、45打点、1盗塁を記録した[2]。
2012年はA+級マートルビーチでプレーし、122試合に出場して打率.285、8本塁打、63打点、5盗塁を記録した[2]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。
2013年はAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、136試合に出場して打率.289、21本塁打、91打点、2盗塁を記録した[2]。オフには再びアリゾナ・フォールリーグに参加し、2年連続でサプライズ・サグアロスに所属した。
2014年はAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、127試合に出場して打率.274、10本塁打、58打点、4盗塁を記録した[2]。
2015年もAAA級ラウンドロックでプレーし、109試合に出場して打率.268、12本塁打、63打点、2盗塁を記録した[2]。
2016年はAAA級ラウンドロックで開幕を迎えたが、4月10日にロビンソン・チリノスが故障者リスト入りしたため、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。翌11日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。その後、5月4日にはAAA級ラウンドロックへ降格し、9月のロースター拡大後は昇格したものの出場機会は無かった。この年メジャーでは15試合に出場して打率.275、2本塁打、4打点を記録した[2]。
2017年7月26日のマイアミ・マーリンズ戦では8-18と大差でリードされた9回表にメジャー初登板を果たした。イチローとの対戦時には、4球目に山なりの45mph(約72km/h)の超スローボールを投じたが、イチローは捕手側に2足分ほどステップを踏み、不格好なスイングながら左前に落とす安打を打たれた(この試合の投球内容は1回4失点)[4]。この年メジャーでは21試合に出場して打率.238、2本塁打、11打点を記録した。
2018年3月7日、ティム・リンスカムの加入に伴ってDFAとなり[5]、13日にマイナー契約に切り替わってAAA級ラウンドロックへ配属された[6]。
パドレス傘下時代
編集2018年4月7日にエマヌエル・クラセとのトレードで、サンディエゴ・パドレスへ移籍となり、傘下のAAA級エルパソ・チワワズに配属された。同球団では117試合に出場して打率.291、16本塁打、83打点、1盗塁を記録した。オフの11月2日にFAとなった[2]。
ホワイトソックス傘下時代
編集2018年11月19日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだが、2019年3月26日に自由契約となった。
その後、4月4日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[2]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2016 | TEX | 15 | 45 | 40 | 5 | 11 | 5 | 0 | 2 | 22 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 9 | 2 | .275 | .356 | .550 | .906 |
2017 | 21 | 65 | 63 | 7 | 15 | 4 | 0 | 2 | 25 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 13 | 2 | .238 | .262 | .397 | .658 | |
MLB:2年 | 37 | 110 | 103 | 12 | 26 | 9 | 0 | 4 | 47 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 1 | 22 | 4 | .252 | .300 | .456 | .756 |
- 2017年度シーズン終了時
背番号
編集- 63(2016年)
- 6(2017年)
脚注
編集- ^ Ryan Posner (2017年8月24日). “Explaining Rangers Players Weekend nicknames” (英語). MLB.com. 2018年4月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。2019年4月28日閲覧。
- ^ Rangers' Brett Nicholas: Added to active roster
- ^ “イチ“初体験”野手攻略!72キロ超スロー球を「下がり打ち」”. スポーツニッポン (2017年7月28日). 2017年8月7日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2018年3月7日). “Rangers Designate Brett Nicholas, Announce Signing Of Tim Lincecum” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月10日閲覧。
- ^ T.R. Sullivan (2018年3月13日). “Rangers likely to start season with 13-man staff” (英語). MLB.com. 2018年3月14日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Brett Nicholas stats MiLB.com
- Brett Nicholas (@bnicholas15) - X(旧Twitter)
- Brett Nicholas (@bnicholas15) - Instagram