ブルサ(Bursa)トルコ北西部の都市。ブルサ県の県都で大都市自治体人口は約234万人。トルコ第4の都市。スキー場で知られるウルダー山 (Uludağ, 2,443m) の山麓に位置し、市内に公園などの緑が多く残されていることから、「緑のブルサ(Yeşil Bursa)」との異名を持つ。2012年以降のブルサ大都市自治体はブルサ県と同一の範囲となっている[2]

ブルサ
Bursa
トルコの旗
位置
ブルサの位置(トルコ内)
ブルサ
ブルサ
ブルサ (トルコ)
ブルサの位置(マルマラ地方内)
ブルサ
ブルサ
ブルサ (マルマラ地方)
ブルサの位置(中東内)
ブルサ
ブルサ
ブルサ (中東)
座標 : 北緯40度11分0秒 東経29度4分0秒 / 北緯40.18333度 東経29.06667度 / 40.18333; 29.06667
歴史
成立 紀元前202年
行政
トルコの旗 トルコ
  ブルサ県
 市 ブルサ
県知事 Yakup Canbolat [1]
地理
面積  
  市域 10,882 km2
標高 100 m (328 ft)
人口
人口 (2021年現在)
  市域 3,147,818[1]
    人口密度   289人/km2
その他
等時帯 極東ヨーロッパ時間 (UTC+3)
郵便番号 16x xx
市外局番 (+90) 224
ナンバープレート 16
公式ウェブサイト : https://www.bursa.bel.tr/

歴史

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この地にあった古代の都市キオス(en:Cius)が、紀元前202年マケドニアピリッポス5世からビテュニアプルシアス1世に与えられ、その名にちなんでプルサ(Prusa)と名づけられたといわれる。

シルクロードの西端の都市として繁栄した。1326年から1365年までオスマン帝国の首都が置かれていたため、オスマン帝国初期のスルタンたちのが残る。首都がエディルネに移った後も帝国にとって重要な都市であり、後にヒュダーヴェンディギャール州の州都となった。

イスケンデル・ケバブ(ヨーグルトをかけて食べるケバブ)の発祥の地でもある。

1987年大都市自治体に指定され、オスマンガズィ英語版ユルドゥルム英語版ニリュフェル英語版の3つの区が設置された[3]2004年に指定範囲は知事室周囲半径30キロメートルまでに拡大した[4]。2012年の大都市自治体の指定範囲の拡大により、ブルサ県全域に広がった[2]

地理

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ブルサはトルコの北西部、マルマラ海とアナトリア高原の間の盆地にある。マルマラ海から内陸に約20キロメートル、ウルダー山英語版(ウル山)の麓に位置する。

気候

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ケッペンの気候区分では地中海性気候に区分され、冬季は曇りや雨が多く、夏は高温乾燥し、日照時間も長い。夏は昼間は暑いものの、朝晩は非常に涼しく快適な気候である。

ブルサ (1950 - 2014)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 23.8
(74.8)
26.9
(80.4)
32.0
(89.6)
36.2
(97.2)
36.5
(97.7)
41.3
(106.3)
43.8
(110.8)
42.2
(108)
38.9
(102)
37.3
(99.1)
31.0
(87.8)
27.3
(81.1)
43.8
(110.8)
平均最高気温 °C°F 9.6
(49.3)
10.9
(51.6)
13.7
(56.7)
18.8
(65.8)
23.7
(74.7)
28.4
(83.1)
30.8
(87.4)
30.9
(87.6)
27.1
(80.8)
21.7
(71.1)
16.3
(61.3)
11.7
(53.1)
20.3
(68.54)
日平均気温 °C°F 5.4
(41.7)
6.3
(43.3)
8.4
(47.1)
12.8
(55)
17.5
(63.5)
22.1
(71.8)
24.6
(76.3)
24.2
(75.6)
20.1
(68.2)
15.2
(59.4)
10.7
(51.3)
7.4
(45.3)
14.56
(58.21)
平均最低気温 °C°F 1.7
(35.1)
2.2
(36)
3.6
(38.5)
7.2
(45)
11.2
(52.2)
14.9
(58.8)
17.1
(62.8)
17.1
(62.8)
13.5
(56.3)
9.9
(49.8)
6.0
(42.8)
3.6
(38.5)
9
(48.22)
最低気温記録 °C°F −19.2
(−2.6)
−16.8
(1.8)
−10.5
(13.1)
−3.1
(26.4)
0.9
(33.6)
4.0
(39.2)
9.0
(48.2)
8.6
(47.5)
4.4
(39.9)
−1.0
(30.2)
−5.4
(22.3)
−16.3
(2.7)
−19.2
(−2.6)
降水量 mm (inch) 87.1
(3.429)
74.5
(2.933)
69.8
(2.748)
63.2
(2.488)
44.7
(1.76)
33.8
(1.331)
15.5
(0.61)
15.9
(0.626)
39.1
(1.539)
68.2
(2.685)
79.0
(3.11)
105.0
(4.134)
695.8
(27.393)
平均降水日数 14.8 13.1 12.8 11.4 8.5 5.9 3.1 3.0 5.2 9.2 11.3 14.2 112.5
平均月間日照時間 111.6 90.4 127.1 162.0 232.5 285.0 325.5 313.1 228.0 167.4 123.0 111.6 2,277.2
日照率 37.4 30.1 34.4 40.7 52.0 63.3 71.3 73.5 61.0 48.4 41.2 38.6 49.33
出典:Turkish State Meteorological Service[5]

行政区画

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ブルザ大都市自治体には17の下位自治体がある。県庁所在地はオスマンガズィ英語版

経済

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繊維産業食品加工などが盛ん。また、トルコ国内の自動車産業の中心地であり、トファシュオヤック・ルノーの工場がある。

交通

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空港

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市内交通

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ゴンドラ

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教育

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スポーツ

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施設

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ウル・ジャーミィ

画廊

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世界遺産

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  ブルサとジュマルクズックオスマン帝国発祥の地
トルコ
画像募集中
英名 Bursa and Cumalıkızık: the Birth of the Ottoman Empire
仏名 Bursa et Cumalıkızık : la naissance de l’Empire ottoman
面積 27.467 ha(緩衝地帯249.266 ha)
登録区分 文化遺産
登録基準 (1), (2), (4), (6)
登録年 2014
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
  • (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

姉妹都市

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関連項目

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脚注

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  1. ^ The Results of Address Based Population Registration System, 2021”. Turkish Statistical Institute (2021年2月4日). 2022年4月25日閲覧。
  2. ^ a b Başbakanlık Mevzuatı Geliştirme ve Yayın Genel Müdürlüğü”. www.resmigazete.gov.tr (12/11/2012). 2022年2月6日閲覧。
  3. ^ BURSA İLİ MERKEZİNDE OSMANGAZİ, YILDIRIM VE NİLÜFER ADIYLA ÜÇ İLÇE KURULMASI HAKKINDA KANUN” (トルコ語) (18/6/1987). 2022年2月6日閲覧。
  4. ^ BÜYÜKŞEHİR BELEDİYESİ KANUNU” (10/7/2004). 2022年2月6日閲覧。
  5. ^ Meteoroloji” (Turkish). 2016年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月8日閲覧。

外部リンク

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