ブルガス
ブルガリアの都市
ブルガス(ブルガリア語: Бургас、ラテン文字転写:Burgas)は、ブルガリアの黒海沿岸の都市。ソフィア、プロヴディフ、ヴァルナに次ぐ、四番目に人口の多い都市である。ブルガス州の州都であり、当地の工業と交通の拠点である。ブルガス国際空港は、ネセバル等の黒海沿岸のリゾート、景勝地への接続点となっている。
ブルガス Бургас | |
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基礎自治体 | |
国 | ブルガリア |
州 | ブルガス州 |
面積 | |
• 合計 | 488.61 km2 |
人口 (2011年) | |
• 合計 | 232,311人 |
• 密度 | 480人/km2 |
等時帯 | UTC+2 (EET) |
• 夏時間 | UTC+3 (EEST) |
ウェブサイト |
www |
2006年9月の人口は205,821人。北緯42°30'、東経27°28'。
歴史
編集ブルガスの前身となったのは、古代ギリシア都市のピルゴス(Πύργος)で、アポロニア(ソゾポル)からの入植者により建設された。この地のほかの重要な入植地(ネセバル)に対する軍事的な観測地としての目的であった。
今日のブルガスは、ピルゴスのほかに古代の3つの入植地、カスティアシオン、スカフィダ、ロソカストロンを含んでいる。
中世には、「ピルゴス」(塔の意)と呼ばれる小さな要塞が建てられ、監視塔として用いられた。17世紀になって「アヘロ・ピルガス」と呼ばれた入植地が現在の市域にまで広がった。のちに「ブルガス」と名前を変えたが、1878年にオスマン帝国から解放されたときは、住人は約3000人で、ほとんどはギリシア人だった。
やがてブルガリアの黒海南岸における中心都市となり、産業と貿易が発展した。多くの石油化学会社が建てられた。塩と鉄も産出され海外に輸出された。
1903年には鉄道駅が開業し、市の発展に拍車がかかった。ほかのブルガリアの都市とは異なり、ブルガスは共産国的な都市開発の影響をあまり受けず、19世紀や20世紀初期の建築物を多く残している。
町村
編集ブルガス基礎自治体(Община Бургас)には、その中心であるブルガスをはじめ、以下の町村が存在している。
- Изворище(Izvorishte)
- Маринка(Marinka)
- Миролюбово(Mirolyubovo)
- Равнец(Ravnets)
- Рудник(Rudnik)
- Твърдица(Tvarditsa)
- Черно море(Cherno more)
姉妹都市
編集脚注
編集- ^Главна Дирекция - Гражданска Регистрация и Административно Обслужване (2009年6月15日). “Таблица на населението по постоянен и настоящ адрес” (ブルガリア語). 2009年7月30日閲覧。
外部リンク
編集- WWW.BOURGAS.NET - 公式サイト(ブルガリア語、英語)
- Atanasovo Lake | Ramsar