ブラッド・ハーマン(Brad Harman, 1985年11月19日 - )は、オーストラリア連邦ビクトリア州メルボルン出身の元プロ野球選手遊撃手二塁手)。右投右打。

ブラッドリー・ハーマン
Brad Harman
フィラデルフィア・フィリーズ傘下
AA級レディング・フィリーズ時代
(2008年5月31日)
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
出身地 ビクトリア州メルボルン
生年月日 (1985-11-19) 1985年11月19日(39歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手二塁手
プロ入り 2003年 アマチュアFA
初出場 2008年4月22日
最終出場 2008年5月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
国際大会
代表チーム オーストラリアの旗 オーストラリア
WBC 2006年2009年2013年2017年

経歴

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プロ入りとフィリーズ時代

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2003年3月3日にフィラデルフィア・フィリーズと契約。2004年にルーキー級でマイナーリーグデビューし、プロとしてのキャリアを開始した。

2005年は、フィリーズ傘下A級レイクウッド・ブルークロウズで打率.303、11本塁打、58打点の成績を残したのに加え、シーズンオフは母国オーストラリアにて元プロ球団のニューサウスウェールズ・パトリオッツ英語版と契約し、同年末に国内アマチュアリーグクラクストン・シールドに参加してゴールドグラブ賞とMVPを同時獲得した[1]

2006年は、開幕前の3月に同年から開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオーストラリア代表に選出された[2]。オーストラリア期待の有望株として、同大会ではメジャー経験者を押しのけレギュラーとなった。開幕後はA+級クリアウォーター・スレッシャーズで119試合に出場し、打率.241、2本塁打、25打点の成績を残した。

2007年はA+級クリアウォーターで122試合に出場し、打率.281、13本塁打、62打点の成績を残した。またオフの11月には「日豪親善 野球日本代表最終強化試合」のオーストラリア代表に選出された[3]

2008年4月20日にメジャーに初昇格し、22日のコロラド・ロッキーズ戦でライアン・マドソン代打としてメジャーデビューを果たした。4月25日のピッツバーグ・パイレーツ戦では初スタメン出場を果たし、初安打・初打点も記録した。しかしその後は打撃が奮わず、この年メジャーでの出場は6試合に留まり大半をマイナーリーグで過ごした。

2009年は、開幕前の3月に開催された第2回WBCのオーストラリア代表に2大会連続で選出された[4]。開幕後はAA級レディング・フィリーズで117試合に出場し、打率.201、5本塁打、41打点の成績を残していたが、8月31日にDFAとなった[5]。その4日後に、第38回IBAFワールドカップへの代表参加の意思を表明をした[6]。11月9日にFAとなった。

2010年5月20日に規則違反でアンチドーピング機関から14ヶ月の出場停止処分を受けた。

ABL時代

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2011年よりオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のメルボルン・エイシズでプレーを再開し、同シーズンの本塁打王を獲得した。

2012年に初めてABLオールスターゲームに選出され、オールスターゲームMVPを獲得した[7]

2013年3月に開催された第3回WBCオーストラリア代表に3大会連続で選出された[8]

2014年、3年連続でABLオールスターゲームに選出され、自身2度目のオールスターゲームMVPを獲得した。2度のオールスターMVP受賞はリーグ最多記録である。

2017年2月9日に第4回WBC本戦のオーストラリア代表に選出され[9]、4大会連続4度目の出場を果たした。

ABLでは2016年/2017年シーズンまでプレーを続けた。

現役引退後

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現役引退後はクリケットの指導者として活動している[10]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2008 PHI 6 11 10 1 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 0 1 1 .100 .182 .200 .382
MLB:1年 6 11 10 1 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 0 1 1 .100 .182 .200 .382

背番号

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  • 18 (2008年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ Helms Award has a proud, illustrious history(2012年2月18日) theABL.com (英語) 2018年3月3日閲覧
  2. ^ 2006 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年3月22日閲覧
  3. ^ 日豪親善 野球日本代表最終強化試合 オーストラリア代表チーム[リンク切れ] 日本野球機構オフィシャルサイト 2015年6月7日閲覧
  4. ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2018年3月3日閲覧
  5. ^ http://www.baltimoresun.com/topic/
  6. ^ ABF Announce 2009 World Cup Team
  7. ^ Harman Primed for All-Star Appearance - The Official Site of the Australian Baseball League 2013年12月07日
  8. ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年3月22日閲覧
  9. ^ Australia’s roster finalised for WBC Baseball Australia Southern Thunder (英語) (2017年2月9日) 2017年2月13日閲覧
  10. ^ HFT Elite - Brad Harman - Fielding Coach”. Cricket World Moorabbin. 2021年10月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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