ブラジル先住民の数はコロンブス以前の時代には概算で500万人から600万人いたが、度重なるブラジル先住民の虐殺英語版などにより、1950年には10万人ほどまで衰退した。 過去50年以上にわたって先住民族保護の努力が続けられ、人口は約200の部族で約30万人(1997年)と再び増加している。

ブラジルの高等学校教科書[1]によると「現在、ブラジルには、約220の先住民集団があり、そのうち30程は、「青白い顔をした人々」(白人)との接触がほとんど、あるいはまったくないまま孤立して暮らしている」となっている。また、「先住民布教審議会(ブラジル司教会議付属の先住民保護団体)の資料によれば、今日残存している22万7000人(1990年代初めの数字。2000年国勢調査では総数73万4000人とされているが、農村居住者は約35万人)」の先住民がいる[1]

ブラジルの先住民には主として以下の民族が含まれる。
  • アシェニンカ族 Asheninka
  • アピナヘ族 Apinaje
  • アワ族 Awá
  • カインガン族 Caingang
  • カシワナ族 Kaxinawa
  • カトゥキナ族 Katuquina
  • カラハ族 Karaja
  • カリプナ族 Caripuna
  • グアハラ族 Guajajara
  • グアラニー族 Guarani
  • クラホ族 Kraho
  • シェレンテ族 Xerente
  • シャクリアバ族 Xacriaba
  • シャヴァンテ族 Xavante
  • シュクルー族 Xucuru
  • タプイア族 Tapuia
  • チクーナ族 Ticuna
  • テレーナ族 Terena
  • パタソ族 Pataxo
  • バナワ族 Banawa
  • フルニオ族 Fulni-o
  • ポティグアラ族

Potiguara

  • マクシ族 Macuxi
  • マシコ・ピロ族 別名イゾラド
  • ヤノマミ族 Yanomami
  • ヤワナワ族 Yawanawa

脚注

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  1. ^ a b シッコ・アレンカール、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ、ルシア・カルピ著、東明彦、鈴木茂、アンジェロ・イシ:訳『世界の教科書シリーズ7 ブラジルの歴史 ブラジル高校歴史教科書』明石書店、2003年 23ページ