フレーバーティーあるいは着香茶(ちゃっこうちゃ)とは、紅茶緑茶などをベースに香料や花びら、果皮などで香りを付加した飲料であり、ドライフルーツや花びらなどを茶葉に混ぜたものもフレーバーティーとされる[1][2]。花や果物だけでなく、キャラメル[1]チョコレート[3]の香りを付加したものも生産されている。中国茶では精油や香料を用いずに天然の花の香りを吸着させたり乾燥させた花を直接混ぜ込んだ茶を花茶と呼ぶ[4]

代表的なフレーバーティーとしては、ミカン科ベルガモットの精油で着香したアールグレイ[1]や、ジャスミンの一種であるマツリカ茉莉花の花で着香したジャスミン茶茉莉花茶[5]などがある。

英語ではflavor teaよりもflavored teaと呼称されることの方が一般的である。

出典

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  1. ^ a b c (大森 2010, p. 111)
  2. ^ (桑原 2009, p. 75)
  3. ^ (桑原 2009, p. 72)
  4. ^ (周 1994, p. 46)
  5. ^ (周 1994, p. 50)

参考文献

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  • 大森正司 (2010). おいしい「お茶」の教科書: 日本茶・中国茶・紅茶・健康茶・ハーブティー. PHP研究所. ISBN 9784569779744 
  • 桑原珠玉 (2009). おいしい紅茶の愉しみ方: 「くつろぎの一杯」をおうちで味わう!. PHP研究所. ISBN 4569773265 
  • 周達生 (1994). 中国茶の世界. 保育社. ISBN 9784586508686