フランスラグビー連盟
フランスラグビー連盟(フランスラグビーれんめい、仏: Fédération française de rugby à XV、略称FFR。英: French Rugby Federation)は、フランスにおけるラグビーユニオン競技の統括団体である。略称FFR。
Fédération Française de Rugby | |
---|---|
競技 | ラグビーユニオン |
創設 | 1919年 |
WR加盟 | 1978年 |
ラグビーヨーロッパ加盟 | 1934年 |
会長 | Pierre Camou |
男子コーチ | Philippe Saint-André |
女子コーチ | Francis Cadene |
セブンズコーチ | Thierry Janeczek |
公式ウェブサイト | FFR.fr |
歴史
編集1910年からフランス代表が、イングランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランドの4か国によるホーム・ネーションズ・チャンピオンシップ(Home Nations Championship)大会に加わり、大会は「ファイブ・ネイションズ(5か国対抗)」と呼ばれた[1]。
1920年代にフランス国内でラグビーユニオンが爆発的人気となり、クラブ同士で有力選手の金銭による引き抜きが相次いだ。この現状を「プロ化」とみた国際ラグビーフットボール評議会(IRFB、現在のワールドラグビー)は憂慮し警告を行ったが、フランス側はそれを無視。
これにより、1932年からフランスが国際試合から除外され、「ファイブ・ネイションズ」はフランスが抜けて4か国による「ホーム・ネーションズ・チャンピオンシップ」に戻った。
1934年、フランスが中心となり、国際アマチュア・ラグビー連盟(Federation International de Rugby Amateur; 略称FIRA、現・ラグビーヨーロッパ)を設立。フランス、イタリア、カタルーニャ、チェコスロバキア、ルーマニア、ドイツ、オランダ、ポルトガル、スウェーデンの9協会が加盟し、IRFBへの対抗組織となった[2][3]。
1939年、フランスが「ファイブ・ネイションズ」に復帰。ただし第二次世界大戦のため、試合が行われたのは1947年からとなった[1]。
1978年、フランスラグビー連盟(FFR)がIRFBに加盟[4]。
1994年、フランスが立ち上げた国際アマチュア・ラグビー連盟(FIRA)は、IRFBの傘下となり、現在は「ラグビーヨーロッパ」として、ワールドラグビー地域統括団体の1つとなった[5]。
2024年12月7日、フランスラグビー連盟の総会で、2023-24年度の営業損失が2940万ユーロ(約48億円)となったことが発表された。7年連続の赤字となり、累積損失額は6510万ユーロ(約107億1600万円)に達した[6]。
主な大会
編集- フランス選手権
- トップ14
- プロD2
脚注
編集- ^ a b c “The History of France's National Rugby Union Team” (英語). World Rugby Shop. 2024年12月30日閲覧。
- ^ “About us | Rugby Europe”. web.archive.org (2017年1月20日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “ヨーロピアンラグビー|ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年12月30日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “歴史 | World Rugby”. www.world.rugby. 2023年1月29日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “歴史 | World Rugby”. www.world.rugby. 2023年1月29日閲覧。
- ^ 編集ラグリパ編集部 (2024年12月29日). “財政難に苦しむフランス協会。スタッド・ド・フランスの使用を巡り激しく対立。 - ラグビーリパブリック”. 2024年12月30日閲覧。