フライングチルダーズステークス
フライングチルダーズステークス(英: Flying Childers Stakes)はイギリスで行われる2歳馬の重賞である。5ハロンで行われ、2013年の格付けはG2である。
フライングチルダーズステークス Flying Childers Stakes[1] | |
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開催国 | イギリス |
競馬場 | ドンカスター競馬場 |
創設 | 1967年 |
2014年の情報 | |
距離 |
芝直線5ハロン (約1006メートル) |
格付け | G2[2] |
賞金 | 賞金総額7万ポンド[2] |
出走条件 | 2歳 |
負担重量 |
9ストーン(約57.2kg)
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概要
編集フライングチルダーズステークスは、ドンカスター競馬場の直線5ハロン(約1006メートル)のスプリント距離で行われる。
1967年の創設時[注 1]から、2歳のトップクラスのスプリンターによる競走が行われてきた[3]。
過去の優勝馬で代表的なものは1985年のグリーンデザートで、グリーンデザートは後にジュライカップやスプリントカップに勝ち、種牡馬として大成功した[3]。
フライングチルダーズステークスは、毎年9月に行なわれるドンカスター競馬場のセントレジャーフェスティバル開催中に行われ、セントレジャーの前日に施行されている。
競走名の由来
編集フライングチルダーズステークスの名称は、18世紀の名馬フライングチルダーズからとられている。フライングチルダーズは、ドンカスター近郊のカールハウス(Carr House)で生産された。
フライングチルダーズステークスは1967年に創設された。創設当初は「ノーフォークステークス(Norfolk Stakes)」の名称だった。
1973年に、アスコット競馬場の「ニューステークス(New Stakes)」が「ノーフォークステークス」に改称した。これに合わせ、ドンカスター競馬場では従来の名称を現在の「フライングチルダーズステークス」に改めた。フライングチルダーズステークスは、この年からG1に格付けされたが、1979年にG2に降格した。
歴代優勝馬
編集*印は日本輸入馬。国際競走出走などによる一時的な入国も含む。
1967 - 1972 (ノーフォークS時代)
編集- 1967: D'Urberville
- 1968: Tower Walk
- 1969: *トライバルチーフ
- 1970: Mummy's Pet
- 1971: Rose Dubarry
- 1972: Marble Arch
1973 - 1978 (G1時代)
編集施行年 | 格付 | 距離 | 優勝タイム | 優勝馬 | 備考 |
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1973 | G1 | 5f(約1006m) | 1:00.8 | Gentle Thoughts | |
1974 | G1 | 5f(約1006m) | 1:01.8 | *ホットスパーク | |
1975 | G1 | 5f(約1006m) | 1:01.0 | *ヒッタイトグローリー | |
1976 | G1 | 5f(約1006m) | 1:02.8 | Mandrake Major | |
1977 | G1 | 5f(約1006m) | 1:02.5 | Music Maestro | |
1978 | G1 | 5f(約1006m) | 1:01.8 | Devon Ditty |
1979 - (G2時代)
編集- 1979: Abeer
- 1980: Marwell
- 1981: Peterhof
- 1982: Kafu
- 1983: Superlative
- 1984: Prince Sabo
- 1985: Green Desert
- 1986: Sizzling Melody
- 1987: Gallic League
- 1988: Shuttlecock Corner
- 1989: 中止[※ 1]
- 1990: Distinctly North
- 1991: Paris House
- 1992: Poker Chip
- 1993: Imperial Bailiwick
- 1994: Raah Algharb
- 1995: Cayman Kai
- 1996: Easycall
- 1997: Land of Dreams
- 1998: Sheer Viking
- 1999: Mrs P
- 2000: Superstar Leo
- 2001: Saddad
- 2002: Wunders Dream
- 2003: Howick Falls
- 2004: Chateau Istana
- 2005: Godfrey Street
- 2006: Wi Dud[※ 2]
- 2007: Fleeting Spirit
- 2008: Madame Trop Vite
- 2009: Sand Vixen
- 2010: Zebedee
- 2011: Requinto
- 2012: Sir Prancealot
- 2013: Green Door
- 2014: Beacon[4]
- 2015: Gutaifan[5]
- 2016: Ardad[6]
- 2017: Heartache[7]
- 2018: Soldier's Call[8]
- 2019: A'Ali [9]
- 2020: Ubettabelieveit
脚注
編集注釈
編集- ^ このほか、1913年にドンカスター競馬場で「ノーフォークステークス」が開催された記録がある。ギャロップ・ジーガー フライングチルダーズステークス勝馬一覧2013年12月11日閲覧。
出典
編集- ^ 2014 International Cataloguing Standards Book2014年11月19日閲覧。
- ^ a b IFHA 2014 Polypipe Flying Childers S2014年11月19日閲覧。
- ^ a b HRUK フライングチルダーズステークスの歴史2013年12月11日閲覧。
- ^ 2014年レース結果 - racingpost、2014年9月15日閲覧
- ^ 2015年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2015年9月17日閲覧
- ^ 2016年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2016年9月10日閲覧
- ^ 2017年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2017年9月16日閲覧
- ^ 2018年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2018年9月16日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. racingpost (2019年9月13日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ 2022年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2022年9月12日閲覧
- ^ 2023年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2023年9月16日閲覧
- ^ 2024年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2024年9月13日配信・閲覧
参考文献
編集- IFHA格付・フライングチルダーズステークス(2013年)
- HRUK フライングチルダーズステークスの歴史2013年12月11日閲覧。
- ギャロップジーガー フライングチルダーズステークス歴代優勝馬2013年12月11日閲覧。
関連項目
編集イギリス・2歳主要5ハロン戦
編集- ナンソープステークス - 2歳上のG1戦。
- モールコームステークス - 前哨戦となる夏のG3戦。
- ノーフォークステークス - G2
- コーンウォリスステークス - G3
- ブロックレスビーステークス - シーズン最初の2歳戦。3月に行なわれる。
- ウェザビースーパースプリント - 2歳戦としてはデューハーストステークスに次ぐ賞金25万ポンドのスプリント戦。ミドルパークステークスやフューチュリティトロフィーよりも高賞金である。公開セリで売買された2歳馬にしか出走資格が無いためグループ制上はノングレードとなっている。