フダイダ
イエメンの都市
フダイダ(الحديدة、Al Hudaydah、アル=フダイダ)は、紅海沿岸に位置するイエメンの港町。ホデイダ(Hodeida)とも呼ばれる。
フダイダ الحديدة Al Hudaydah | |
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位置 | |
アル=フダイダ(Al Hudaydah)の位置。 モカ(Mocha)の北に位置する。 | |
位置 | |
座標 : 北緯14度48分8秒 東経42度57分4秒 / 北緯14.80222度 東経42.95111度 | |
行政 | |
国 | イエメン |
県 | フダイダ県 |
市 | フダイダ |
人口 | |
人口 | (2005年現在) |
市域 | 548,433人 |
備考 | 推計値 |
その他 | |
等時帯 | イエメン標準時 (UTC+3) |
夏時間 | なし |
人口は約40万人。
火山噴火
編集2015年イエメン内戦
編集2015年イエメン内戦では、フーシ派がフダイダを支配下においた。フダイダ港は、イエメンに物資を運び込む拠点でもあるため、2018年からは政府軍の攻撃が激化。同年4月には、港に空爆が行われたほか[2]、6月には地上部隊の交戦も行われ39人が死亡した。都市南方に位置するフダイダ国際空港も政府軍の航空機による対地攻撃を受けている[3]。戦闘が激化するにつれ、サナア等に向けてフダイダを脱出する市民も増え、6月時点の国連人道問題調整事務所の推定では、県単位で約3万人が自宅からの避難を余儀なくされている[4]。同年9月14日には、世界食糧計画がフダイダに対して砲撃や空爆が行われて350万人に対する食糧支援が脅かされているとして警告を行っている[5]。
2023年パレスチナ・イスラエル戦争
編集2024年7月19日、フーシ派がテルアビブに無人機による攻撃を行ったことに対し、同月20日、イスラエルは報復としてフダイダの港を空爆。港の施設が炎上する映像が報道された[6]。
脚注
編集- ^ イエメン沖で火山噴火
- ^ “イエメン武装組織、紅海で石油タンカー攻撃=サウジ敵視強める”. 産経新聞. (2018年4月4日) 2018年6月16日閲覧。
- ^ “イエメン主要港の攻防戦激化、39人死亡”. AFP (2018年6月15日). 2018年6月16日閲覧。
- ^ “イエメンの港湾都市ホデイダの攻防戦、3万人が避難”. AFP (2018年6月23日). 2018年6月28日閲覧。
- ^ “イエメンの港湾都市ホデイダ、人道支援が危機に WFPが警鐘”. AFP (2018年9月15日). 2018年9月15日閲覧。
- ^ “イエメンのフーシ派、イスラエルによる港空爆に大規模報復を警告”. AFP (2024年7月22日). 2024年7月27日閲覧。