フェレール・フェラン
フェレール・フェラン(Ferrer Ferran、本名:フェルナンド・フェレール・マルティネス(Fernando Ferrer Martínez)、1966年 - )は、スペインの作曲家、指揮者、ピアノ奏者。日本では主として吹奏楽の作曲家として知られる。
名前の読みは、rr をスペイン語の強い巻き舌として特に強調して表現するために、フェルレル・フェルランと表記する場合がある。
来歴
編集1966年にバレンシアで生まれ、15歳でピアノと打楽器の学位を取得し、室内楽と伴奏法のディプロマを得たのち、ロンドンの王立音楽大学やハンガリーでも学ぶ。その後スペイン各地でリサイタルや室内楽のコンサート、国内のオーケストラとの協演を行い、作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍するとともに、カステリョンの音楽院やバレンシアの高等音楽院(ca:Conservatorio_Superior_de_Música_"Joaquín_Rodrigo")で作曲や伴奏法を教えている。バレンシア交響作曲協会(Asociación de Compositores Sinfónicos Valencianos, COSICOVA)の副会長も務める。
主要作品
編集吹奏楽作品
編集- 交響曲第1番「砂漠の嵐」(Tormenta del Desierto - Sinfonía nº 1 para Banda)
- 交響曲第2番「キリストの受難」(La Passió de Crist - Sinfonía nº 2 para Banda)
- 交響曲第3番「偉大なる精神」(El Gaudir del Geni, Sinfonia N.3)
- 交響曲第4番「巨人」(El Coloso, Sinfonia N.4)
- 交響曲第5番「アテナ」
- 小交響曲第1番「山の呼び声」(Echo De La Montagne, Sinfonietta N.1)
- 吹奏楽のための協奏曲(Concert Per A Orquestra de Vents i Percussió)
- 交響詩「マゼラン」(Magallanes - Poema Sinfónico para Banda)
- 交響組曲「ミティカベントゥーラ」(Miticaventura - Suite Sinfónica para Banda)
- 交響組曲「ピノキオ」(Miticaventura - Suite Sinfónica Pinocho)
- スペイン風組曲「ラ・マンチャのある村に」(En un lugar de la Mancha - Suite Española para Banda)
- 3つの交響的挿話「英知あふれる郷士(ドン・キホーテ)」(El Ingenioso Hidalgo - Tres Episodios Sinfónicos para Banda)
- 交響的挿話「ヘラクレスの塔」(La Torre de Hércules - Episodio Sinfónico para Banda)
- 交響詩「地獄の城」(Castelo do Inferno - Poema Sinfónico para Banda)
- 「ジュートヴィント序曲」(Südwind Overture - Obertura para Banda Sinfónica)