フェルディナント・ツィルケル
ドイツの地質学者
フェルディナント・ツィルケル(Ferdinand Zirkel, 1838年3月20日 - 1912年6月12日)はドイツの地質学者、岩石学者である。カール・ハインリヒ・ローゼンブッシュとともにドイツでの顕微鏡岩石学(記載岩石学、petrography)の創始者の一人である。
フェルディナント・ツィルケル | |
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彫刻家カール・ゼフナーによる肖像 | |
生誕 |
1838年3月20日 プロイセン王国、ボン |
死没 |
1912年6月12日(74歳没) ドイツ帝国、ボン |
国籍 | プロイセン王国 |
研究分野 | 地質学、岩石学 |
研究機関 | レムベルク大学、キール大学、ライプツィヒ大学 |
出身校 | ボン大学 |
主な受賞歴 | ウォラストン・メダル(1898年) |
プロジェクト:人物伝 |
プロイセン王国時代のボンで生まれた。ボン大学で学び、1861年に博士号を得た。1863年にレムベルク大学、1868年にキール大学、1870年にライプツィヒ大学の地質学の教授となった。1898年にロンドン地質学会のウォラストン・メダル、1899年にコテニウス・メダルを受賞した。ボンにて没。
鉱物のジルケル鉱、月の峰ツィルケル峰 (Dorsum Zirkel) はツィルケルにちなんで命名されている。
著書
編集- Geologische Skizze von der Westkiisle Schottlands (1871)
- Die Struktur der Variolite (1875)
- 『顕微鏡岩石学』Microscopical Petrography (1876)
- Limurit aus der Vallee de Lesponne (1879)
- Über den Zirkon (1880)
- 『岩石学教本』Lehrbuch der Petrographie(1866; 2訂 1893, 1894)
- 『鉱物と岩石の顕微鏡的特徴』Die mikroskopische Beschaffenheit der Mineralien und Gesteine (1873)
関連項目
編集脚注
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参考文献
編集- 都城秋穂、久城育夫『岩石学II - 岩石の性質と分類』共立出版〈共立全書〉、1975年。ISBN 4-320-00205-9。
- 黒田吉益、諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年。ISBN 4-320-04578-5。
外部リンク
編集- Zirkelite: Zirkelite mineral information and data. (mindat.org)