フィオミア
長鼻目の属
フィオミア (Phiomia) は、始新世から漸新世にかけて生息した絶滅した長鼻目の属である[1]。エジプト及びインドから化石が産出している[2]。
学名は「ファイユームの鋸歯を持つ獣」を意味し[1]、肩までの高さは1~1.5mほど[3]、1936年の論文では134.5cmと推測されている[4]。下顎から一対の牙が前方に伸びてシャベルのような突起になっているのが特徴[2]であり、バクのような短い鼻[1]とこの牙で湿地帯の植物を食べていたと推測されている。
脚注
編集- ^ a b c d “Phiomia image buy Uchytel”. uchytel.com. 2024年11月10日閲覧。
- ^ a b Staff (2019年4月9日). “Phiomia Facts, Habitat, Diet, Fossils, Pictures” (英語). Extinct Animals. 2024年11月10日閲覧。
- ^ 冨田幸光『新版 絶滅哺乳類図鑑』伊藤丙雄・岡本泰子イラスト、丸善出版、2011年
- ^ Osborn, Henry Fairfield; Percy, Mabel Rice (1936). Proboscidea : a monograph of the discovery, evolution, migration and extinction of the mastodonts and elephants of the worldVol. 1. New York: Published on the J. Pierpont Morgan Fund by the trustees of the American Museum of Natural History.