ファーマライズホールディングス

日本の調剤薬局運営企業

ファーマライズホールディングス株式会社(Pharmarise Holdings Corporation)は、東京都中野区に本社を置く、保険調剤薬局チェーン企業。東京証券取引所スタンダード市場上場。

ファーマライズホールディングス株式会社
Pharmarise Holdings Corporation
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
164-0011
東京都中野区中央1丁目38-1
設立 1984年6月28日
(株式会社東京物産)
業種 小売業
法人番号 5011201003645
事業内容 持株会社体制による調剤薬局の経営
代表者 代表取締役社長 秋山昌之
資本金 12億9800万円
(2023年5月31日現在)
発行済株式総数 9,746,645株
(2023年5月期)[1]
売上高 連結:520億3000万円
(2023年5月期)[1]
営業利益 連結:14億3800万円
(2023年5月期)[1]
経常利益 連結:14億3100万円
(2023年5月期)[1]
純利益 連結:3億4700万円
(2023年5月期)[1]
純資産 連結:69億8700万円
(2023年5月31日現在)[1]
総資産 連結:234億2100万円
(2023年5月31日現在)[1]
従業員数 連結:1555人
(2023年5月31日現在)[1]
決算期 5月31日
会計監査人 太陽有限責任監査法人
主要株主 (株)ビックフィールド 32.0%
中北薬品(株)4.2%
(株)バイタルネット 4.2%
(株)ほくやく 4.2%
(2023年5月31日現在)[1]
主要子会社 ファーマライズ株式会社
外部リンク https://www.pharmarise.com/
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概要

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1984年6月に株式会社東京物産として設立し、1987年2月に保険調剤薬局第1号店を東京都文京区に開業。以降もM&Aにより同業他社を買収して規模を拡大している。

2009年6月に持株会社制へ移行し、ファーマライズ株式会社(初代)はファーマライズホールディングス株式会社へ商号変更。ファーマライズ(初代)が手掛けていた事業は、新設分割により設立されたファーマライズ株式会社(2代)が継承した[2]

沿革

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  • 1984年6月 - 株式会社東京物産として設立。本社を東京都豊島区に置く。
  • 1986年12月 - 本社を東京都文京区へ移転。
  • 1987年2月 - 保険調剤薬局第1号店を東京都文京区に開業。
  • 1996年8月 - 本社を東京都中野区へ移転。
  • 1997年2月 - 株式会社協和静岡を吸収合併。
  • 2001年1月 - 株式会社エンゼル調剤薬局を吸収合併。
  • 2002年4月 - ファーマライズ株式会社へ商号変更。
  • 2007年2月 - JASDAQ上場。
  • 2009年6月 - 持株会社制へ移行。ファーマライズ株式会社(初代)はファーマライズホールディングス株式会社へ商号変更。事業は新設分割により設立されたファーマライズ株式会社(2代)が継承。
  • 2011年6月 - 株式会社メディカルフロントを子会社化[3]
  • 2012年10月 - 株式会社寿製作所(現:株式会社寿データバンク)を子会社化[4]
  • 2014年1月 - 東京証券取引所2部へ市場変更。
  • 2015年
    • 1月 - 東京証券取引所1部へ市場変更。
    • 9月 - ファーマライズが株式会社三和調剤を吸収合併。
    • 12月 - ファーマライズが株式会社東京みなみ薬局と株式会社北町薬局を吸収合併。
  • 2017年
    • 3月 - ファーマライズがファーマライズプラス株式会社を吸収合併。
    • 6月 - ファーマライズが株式会社鬼怒川調剤センターを吸収合併。
    • 12月 - ファーマライズが有限会社イノセ商事を吸収合併。
  • 2019年
    • 3月 - ファーマライズが東海ファーマライズ株式会社、北海道ファーマライズ株式会社(初代)、株式会社エシックス、株式会社フォーユーを吸収合併。
    • 6月 - ファーマライズが関西ファーマライズ株式会社、薬ヒグチ&ファーマライズ株式会社、株式会社エム・シーを吸収合併。
    • 9月 - ファーマライズが新世薬品株式会社と株式会社ドゥリームを吸収合併。
    • 12月 - ファーマライズが有限会社アマゾンファーマシーを吸収合併。
  • 2020年
    • 2月 - 株式会社ヘルシーワークを完全子会社化[5]
    • 3月 - 株式会社ウィークを子会社化[6]
    • 4月 - 有限会社サン・メディカル(現:株式会社サン・メディカル)を子会社化。
  • 2023年
    • 3月 - 北海道における調剤薬局事業を、2022年12月に設立した北海道ファーマライズ株式会社(2代)へ吸収分割により移管[7]
    • 6月 - ファーマライズが株式会社くすき調剤薬局を、サン・メディカルが有限会社映双薬局をそれぞれ吸収合併[8]
    • 10月 - 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更[9]。ファーマライズが有限会社大木薬局を、北海道ファーマライズが有限会社池本薬局を吸収合併[10]
    • 11月 - 株式会社スズケンと資本業務提携契約を締結。同社が株式の19.99%を取得し、主要株主となる[11]
  • 2024年
    • 6月 - 株式会社ヘルシーワークが株式会社サン・メディカルと三協医療薬品株式会社を吸収合併[12]
    • 9月 - 会社更生手続中寛一商店株式会社とそのグループ会社8社の会社更生スポンサーとなる[13][14][15]
    • 12月 - 2024年10月に設立したnext PH株式会社が寛一商店株式会社とそのグループ会社9社から調剤薬局事業54店舗を譲受[13][14][16]

店舗

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詳細は関連会社一覧を参照。

保険調剤薬局事業はファーマライズ、ケミスト、ヘルシーワーク、北海道ファーマライズ、GOOD AID、ひかり調剤薬局、next PHの7社によって運営されている。

このうちファーマライズは、北海道における保険調剤薬局事業を北海道ファーマライズに移管したため、本州以南のみで保険調剤薬局を展開している。また、薬ヒグチの運営を手掛けている他、ファミリーマートのフランチャイジーにもなっている。

関連会社

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  • ファーマライズ株式会社
  • 株式会社寿データバンク
  • 株式会社ミュートス
  • 株式会社ケミスト
  • 株式会社レイケアセンター
  • 株式会社メディカルフロント
  • 株式会社ヘルシーワーク
  • 株式会社ウィーク
  • 北海道ファーマライズ株式会社
  • GOOD AID株式会社
  • 有限会社ひかり調剤薬局
  • next PH株式会社

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 2023年5月期有価証券報告書ファーマライズホールディングス
  2. ^ 会社分割による持株会社体制への移行ならびに商号変更に関するお知らせファーマライズ 2009年3月27日
  3. ^ 株式会社メディカルフロントの株式取得(第三者割当増資引受)に関するお知らせファーマライズホールディングス 2011年5月27日
  4. ^ 株式会社寿製作所の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ ファーマライズホールディングス 2012年9月28日
  5. ^ 株式会社ヘルシーワークの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ ファーマライズホールディングス 2020年2月28日
  6. ^ 株式会社ウィークの株式取得に係る基本合意書締結のお知らせファーマライズホールディングス 2020年2月19日
  7. ^ 完全子会社間の会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ
  8. ^ 完全子会社間の吸収合併(簡易吸収合併)に関するお知らせファーマライズホールディングス 2023年3月16日
  9. ^ プライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況及びスタンダード市場への選択申請及び適合状況についてファーマライズホールディングス 2023年7月26日
  10. ^ 完全子会社間の吸収合併(簡易吸収合併)に関するお知らせファーマライズホールディングス 2023年7月11日
  11. ^ スズケン、ファーマライズHDとの間で資本業務提携契約を締結、同社株式を取得へ”. 株式会社日本M&Aセンター (2023年11月10日). 2023年11月22日閲覧。
  12. ^ ファーマライズホールディングス、完全子会社間の吸収合併を発表日本M&Aセンター 2024年4月15日
  13. ^ a b 寛一商店グループからの一部の事業譲受に関するお知らせファーマライズホールディングス 2024年9月24日
  14. ^ a b 倒産・動向速報記事 寛一商店株式会社など9社帝国データバンク 2024年9月24日
  15. ^ スポンサー確定に関するお知らせ寛一商店 2024年9月24日
  16. ^ 薬局の事業譲受に関するお知らせファーマライズホールディングス 2024年12月2日

外部リンク

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