ファンボーイズ』(原題: Fanboys)は、2008年製作のアメリカ映画

ファンボーイズ
Fanboys
監督 カイル・ニューマン
脚本 アーネスト・クライン
アダム・F・ゴールドバーグ
製作 ケヴィン・スペイシー
デーナ・ブラネッティ
エヴァン・アストロウスキー
製作総指揮 ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ケヴィン・マン
出演者 ジェイ・バルチェル
ダン・フォグラー
サム・ハンティントン
クリス・マークエット
クリスティン・ベル
音楽 マーク・マザーズボー
撮影 ルーカス・エトリン
編集 セス・フラーム
製作会社 トリガー・ストリート・プロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗 ワインスタイン・カンパニー
日本の旗 カルチュア・パブリッシャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年2月6日
日本の旗 2010年4月24日
上映時間 90分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $688,529[1]
世界の旗 $960,828[1]
テンプレートを表示

概要

編集

本作はアーネスト・クラインが1998年に『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の制作発表がきっかけで創作された脚本がネット上でアップされた事が制作のきっかけとなった。あくまでクラインは同人誌として書いたものだったが、俳優のケヴィン・スペイシーの目にとまり、彼のプロデュースの下映画化へと至った。各所にスター・ウォーズのパロディが散りばめられており、レイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーダース・モール役のレイ・パークランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズがセルフパロディを行った他、『スタートレック』のジェームズ・T・カーク役のウィリアム・シャトナーも本人役で出演する。本作がきっかけとなりアーネスト・クラインはプロの作家へと転身する事へとなった。

なお、ネタとして用いられるメインは当然スター・ウォーズだが、その他『スタートレック』等多くのアメリカの映像作品が登場し、中には日本のテレビゲームの名前まで登場する。

当初はアメリカのみで公開されていたが徐々に拡大され、カナダ等世界9カ国で公開されており、日本でも劇場公開を求める署名活動が行われていた。

日本での公開

編集

劇場での公開は日本では行われない予定であったが、署名運動などもあって2010年4月24日より上映された。また、第2回沖縄国際映画祭でプレミアも行われた

2010年5月12日よりTSUTAYAでDVD独占レンタル開始、セルDVD発売開始。

NHK-BShiにて『スター・ウォーズ』全作放送の連動企画で2010年7月19日に放送された。

ストーリー

編集

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開を半年後に控えた1998年秋、スター・ウォーズファンのライナスは末期ガンにより余命3ヶ月が宣告されていた。仲間達は、スター・ウォーズを制作しているスカイウォーカーランチに侵入し、封切り前の『エピソード1』を彼が死ぬ前に見せようと、カリフォルニア州マリンカウンティを目指して旅に出る。はたして彼らは、侵入した数多のファンを発見し丁寧に排除してきた厳重なセキュリティをかいくぐって、『エピソード1』をライナスに見せることができるのか!

キャスト

編集

※括弧内は日本語吹き替え

カメオ出演

類似の出来事

編集

2015年7月に余命2ヶ月が宣告されたスター・ウォーズファンの男性が死ぬ前に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を見たいとFacebookに投稿したところ、同作の監督J・J・エイブラムスルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルらの協力により封切り1ヶ月前の2015年11月5日に彼のみに公開され、その数日後に男性が死去するという出来事があった[2]

脚注

編集
  1. ^ a b Fanboys (2009)” (英語). Box Office Mojo. 2010年3月1日閲覧。
  2. ^ 夢かなえた「スター・ウォーズ」ファン死去、新作視聴の数日後 - 2015年11月11日 AFP BB News

外部リンク

編集