ファブロサウルスFabrosaurus 「ファーブルのトカゲ」の意味)はジュラ紀前期(エッタンジュ期-シネムール期1億9900万年前-1億8900万年前)に現在のアフリカ南部に生息していた鳥盤類草食恐竜の属の一つである。

ファブロサウルス
生息年代: 199–189 Ma
ファブロサウルスの下顎の一部
地質時代
ジュラ紀前期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
: ファブロサウルス科 Fabrosauridae
: ファブロサウルス属 Fabrosaurus
学名
Fabrosaurus Ginsburg1964

化石はフランスの古生物学者Ginsburgらによるイギリス領バストランドen)(現在のレソト)の調査にて発見された。1964年にLeonard Ginsburgによりタイプ種Fabrosaurus australis として命名された。属名はFabroはフランスの古生物学者Jean Fabreに献名されたもので、sauros古代ギリシャ語で「トカゲ」を意味する。種小名ラテン語で「南の」の意味で化石がアフリカ南部レソトで発見されたことにちなむ。

体長は1 mほどと推定されている。化石資料が少なく、現在のところ発見されている化石は歯のついた部分的な顎の骨のみであり、疑問名でありレソトサウルスと同じ恐竜である可能性がある。

また、当時のアメリカやアジアには、これと同じ科に入る恐竜であるゴンブサウルスも生息していた。

参照

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