ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ

ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ: Fabbrica d'Armi Pietro Beretta、ピエトロベレッタ火器工業)は、イタリアの大手銃器メーカー。本社はイタリア北部ブレシア郊外のガルドーネ・ヴァル・トロンピアにある。家業歴200年以上の企業のみ加盟を許される老舗企業の国際組織エノキアン協会の加盟企業である。

ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタS.p.A.
Fabbrica d'Armi Pietro Beretta S.p.A.
種類 società per azioni
略称 ベレッタ社
本社所在地 イタリアの旗 イタリア
ガルドーネ・ヴァル・トロンピア
設立 1680年
業種 軍需産業
事業内容 銃器の製造・販売
主要株主 ベレッタ・ホールディングS.p.A.
主要子会社 SAKO
関係する人物 バルトロメオ・ベレッタ 創業者
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M92

現在[いつ?]拳銃ライフル銃短機関銃散弾銃などの幅広い銃器類を生産している。これらは軍用・警察用・民間用・競技用として世界各国で使用されている。

現在[いつ?]フィンランド小銃メーカー、SAKO社とその傘下のティッカ社を買収し、傘下に置いている。

歴史

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ベレッタ社の設立は公式な記録では1680年であるが、それ以前からベレッタ家は銃器の製造を行っていた。最も古いものでは1526年ヴェネツィアがマエストロ・バルトロメオ・ベレッタ(ここでの「マエストロ」は名前ではなく“親方”の意で敬称)に対しマスケット銃を注文したという記録が同社に保管されている。

ピエトロ・ベレッタ(1791年1853年)はベレッタ社の中興の祖と言われ、ピエトロはベレッタ社の生産設備を近代化し軍用、民間用のマーケットで成功に導いた。

第一次世界大戦中、ピストル不足に悩むイタリア軍からの発注でM1915を開発。これをきっかけにイタリア最大の拳銃メーカーとなる。

1934年にはM1934がイタリア軍の制式拳銃として採用される。第二次世界大戦ではイタリア軍に武器を供給したがイタリア政府の降伏後、一時的にドイツに接収される。終戦後、残った部品を集めM1934の生産を再開した。

1956年メルボルンオリンピッククレー射撃でベレッタ社の銃が初めて金メダルを獲得した。その後もオリンピックや世界選手権で数多くのメダルを勝ち取っている。

1985年には、アメリカ陸軍コルトM1911A1の後継拳銃に92FをM9として正式採用する。

主要製品

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拳銃

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短機関銃

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小銃

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散弾銃

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機関銃

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タクティカルペン

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関連項目

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外部リンク

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