ファイバーラボ
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ファイバーラボ株式会社(英名: FiberLabs Inc.、旧社名: 株式会社KDDファイバラボ)は、KDD(現・KDDI)社内ベンチャー制度を利用し、KDDI総合研究所の光エレクトロニクス研究グループの元メンバーにより設立された企業である。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒356-8502 埼玉県ふじみ野市大原2-1-15 KDDI総合研究所ビル内 |
設立 | 2000年1月 |
業種 | 精密機器 |
法人番号 | 1030001056723 |
事業内容 | 光ネットワーク機器、光学機器類、特殊光ファイバの開発・製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 堀田 昌克 |
資本金 | 9500万円 |
主要子会社 | 一般社団法人ジャパンプロダクツユニオン |
外部リンク | http://www.fiberlabs.co.jp/ |
沿革
編集- 2000年 KDD(現KDDI)の社内ベンチャー制度により設立、(社名:株式会社KDDファイバラボ)
- 2002年 増資によりKDDIの子会社から外れたため、ファイバーラボ株式会社に社名変更。
- 2003年 中小企業創造活動促進法、および、中小企業経営革新支援法の認定を受ける。
- 2007年 埼玉国際ビジネスサポートセンターから世界の最先端を目指し高度な技術を有するつSAITAMAの研究開発企業、エクセレントカンパニーに選定される。
- 2008年 HOYA社からアルミ系のふっ化物光ファイバ事業を買収。
- 2016年 一般社団法人ジャパンプロダクツユニオン(JPU)を設立。
- 2022年 川越オフィス開設(〒350-1122 埼玉県川越市脇田町27-9 栗原ビル4F)
概要
編集KDDI総合研究所(旧名称: KDD研究所)の光エレクトロニクス研究グループが、特殊光ファイバの製造技術を活かし、光ファイバおよび光通信機器の製造業に参入するため、2000年1月に設立された。所在地は、埼玉県ふじみ野市の同研究所内。
ファイバーラボは設立時当初はKDDIの子会社としてスタートしたが、2002年の増資により資本関係的には子会社ではなくなっている。
ファイバーラボの事業特色は、ふっ素化合物を原料とした「ふっ化物光ファイバ」の製造技術を有している点があげられる[1]。一般的な光ファイバは石英ガラスを原料とするが、同社ではZrF4を主成分とするZBLANガラスファイバ(ZrF4-BaF2-LaF3-AlF3-NaF)、およびAlF3を主成分とするAlF3系ガラスファイバ(AlF3-BaF2-SrF2-CaF2-MgF2-YF3)の開発・製造を行っている世界でも数少ない光ファイバメーカである。
同社では、光ファイバの製造だけではなく、希土類元素を添加したふっ化物ファイバを用いた光ファイバアンプ、レーザ、広帯域光源など開発・製造・販売を行っている。中でもプラセオジムを添加したZBLANファイバを用いたOバンド(1.3 μm帯)光ファイバアンプ(Praseodymium-Doped Fiber Amplifier: PDFA)は同社の主力製品で、商用製品としては現在世界最高の出力パワー+23 dBm(200 mW)の増幅性能を達成している[2]。
脚注
編集- ^ “ふっ化物光ファイバ技術 | ファイバーラボ株式会社”. www.fiberlabs.co.jp. 2022年1月24日閲覧。
- ^ “Oバンド光アンプ | ファイバーラボ株式会社”. www.fiberlabs.co.jp. 2022年1月24日閲覧。