ピース川(ピースがわ、Peace River)は、カナダブリティッシュコロンビア州およびアルバータ州を流れる、マッケンジー川水系の川である。全長は約1,923kmで、流域面積はおよそ302,500km2である。

ピース川
ピース川
ピース川流域
水系 マッケンジー川水系
延長 1,923 km
平均流量 2,161 m3/s
流域面積 302,500 km2
水源 Finlay River
水源の標高 671 m
河口・合流先 スレイブ川
流域 カナダ
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流路

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ブリティッシュコロンビア州北部のロッキー山脈に源を発する。上流には水力発電用のW・A・C・ベネットダム英語版と、それによって形成された人工湖のウィリストン湖英語版がある。ダムからは東に流れアルバータ州に入り、北東方向に流れウッドバッファロー国立公園ピース・アサバスカ・デルタ英語版アサバスカ川合流する。その先はスレイブ川となり、マッケンジー川へ流れ込む。

アサバスカ湖に注ぐピース川とアサバスカ川の内陸三角州であるピース・アサバスカ・デルタ一帯は1982年にラムサール条約に登録された[1]

歴史

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ピース川周辺はダンザー人英語版がもともと住んでいた地域である。毛皮商人のピーター・ポンド英語版1785年にこの川を訪れ、1788年にはボイヤー川英語版との合流地点にノースウェスト・カンパニーのCharles Boyerにより毛皮の交易地がつくられた。1793年に探検家のアレグザンダー・マッケンジーが大陸分水界まで旅をするなど奥地の探求が進み、1794年には現在のフォートセントジョーン英語版近くのロッキーマウンテンハウスに毛皮の交易地がつくられた。

産業

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アルバータ州ではピース川の谷の肥えた土壌で19世紀の終わりから小麦が栽培されている。また、ピース川地域は石油天然ガス生産の中心でもある。

主な支流

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脚注

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  1. ^ Peace-Athabasca Delta | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2001年1月1日). 2023年4月2日閲覧。