ピリドキサミン (pyridoxamine) は、ビタミンB群の中のビタミンB6に分類される化合物の1つである。体内で補酵素形のピリドキサールリン酸に変換されて活性を示す。

ピリドキサミン
識別情報
CAS登録番号 85-87-0 チェック
PubChem 1052
ChemSpider 1023
特性
化学式 C8H12N2O2
モル質量 168.19 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ビタミンB6に分類される化合物としては、他にピリドキシンピリドキサールが挙げられる。ピリドキサミンはピリジンヒドロキシ基メチル基、ヒドロキシメチル基、アミノメチル基が置換した構造をしており、ピリジン環の4位の置換基がピリドキシンと違っている。すなわち、アミノメチル基の部分が異なっている。

ピリドキサミンは、ジヒドロクロリド (CAS RN: [524-36-7]) として扱われることもある。

レバーに多く含まれている[1][2]

その他詳しい性質等に関してはビタミンB6を参照のこと。

出典

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  1. ^ 抗糖尿病合併症食品の検索、機能性とその機構の解明 八木年晴, 戸田勝巳 2009年
  2. ^ All-enzymatic HPLC method for determination of individual and total contents of vitamin B6 in foods Huong Thi Viet Do, Youhei Ide, Andrew Njagi Mugo, Toshiharu Yagi 2012