ピエール・サンカン
ピエール・サンカン(Pierre Sancan, 1916年10月24日 - 2008年10月20日)は、フランスのピアニスト、作曲家、指揮者。パリ国立音楽院で教鞭をとり、ジャン=フィリップ・コラールなどを指導したことで知られる。
ピエール・サンカン | |
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生誕 | 1916年10月24日 |
出身地 | フランスマザメ |
死没 | 2008年10月20日(91歳没) |
学歴 | メクネス音楽学校 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト、作曲家、指揮者 |
担当楽器 | ピアノ |
略歴
編集フランスのマザメに生まれた。父親の転勤に伴い、モロッコに移住、同地のメクネス音楽学校に通ってピアノを習う[1]。1932年にフランスに戻り、パリ国立音楽院でノエル・ガロン(フーガ)やシャルル・ミュンシュ(指揮)、アンリ・ビュッセル(作曲)などに師事[1]。1943年には『イカロスの伝説』でローマ大賞を受賞した。
また、1946年にパリのコンサートホールであるサル・ガヴォでリサイタルを行ったのを皮切りに、ピアニストとしても名が知られるようになった。1952年にはアメリカでコンサートツアーを敢行している[1] 1956年に、イヴ・ナットの死を受けて、空いたポストに入る形でパリ国立音楽院の教授となった[1]。門下生にはジャン=フィリップ・コラールやオリヴィエ・ギャルドン、ミシェル・ベロフ、ジャック・ルヴィエ、ジャン=マルク・サヴェリJean-Marc Savelli [2] [3] [4]、アチ・ベルトンチェリ、ジャン=フランソワ・アントニオーリ、 岩崎セツ子、窪田隆、などがいる。
在学中から作曲家としても作品を残しているが、まとまった作品集はリリースされていない。2004年には門下生のコラールによって、ピアノ協奏曲が世界初録音され、EMIから発売された。
作品
編集協奏曲
編集- ピアノ協奏曲(1959年)
室内楽曲
編集- フルートとピアノのためのソナチネ(1946年)
- ヴィオラソナタ(1961年)
- チェロソナタ(1961年)
ピアノ曲
編集- トッカータ(1943年)
- 運動 Mouvement
- オルゴール Music Box
脚注
編集- ^ a b c d 「Sancan and Tchaikovsky: Concerto pour piano」(EMI)のブックレットより。
- ^ http://www.youtube.com/watch?v=NMAUDorDlNk&feature=plcp , Franz Liszt)
- ^ http://www.youtube.com/watch?v=liODMUIXUtI&feature=channel&list=UL, Polonaise Op. 53 (Chopin) dite Polonaise héroïque de Frédéric Chopin
- ^ http://www.youtube.com/watch?v=uIzJE8o2QZo&feature=channel&list=UL, Sonate pour piano nº 8 de Beethoven