ビワモドキ科
ビワモドキ目に分類される科
ビワモドキ科 (ビワモドキか、Dilleniaceae) は被子植物の科の1つで、約11属400種がある。果樹または観葉植物として利用されるビワモドキなどがある。
ビワモドキ科 | ||||||||||||||||||
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Hibbertia aspera DC.
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
DilleniaceaeSalisb. (1807) | ||||||||||||||||||
タイプ属 | ||||||||||||||||||
Dillenia L. [1] | ||||||||||||||||||
属 | ||||||||||||||||||
本文参照 |
古くから認識されていた科で、新エングラー体系およびクロンキスト体系では双子葉植物ビワモドキ亜綱ビワモドキ目の基準科である。ダールグレン体系ではアオイ上目ビワモドキ目に位置させる。APG分類体系では目の位置づけをせず、真正双子葉植物 (Eudicots) のなかのコア真正双子葉類 (core Eudicots) に置いている[2]。APG IV (2016)では、上位クレードとしてビワモドキ目が再び認められ、ビワモドキ科はビワモドキ目唯一の科としてこれに属することになった[3]。
形態・生態
編集黄色、または白色の花弁はふつう5枚で2裂することがある。雄蕊は15-150本。心皮は5個前後で、離生または合生する。
果実は袋果・蒴果などで、花托に包まれて液果様になることもある。
分布
編集亜熱帯から熱帯、新旧双方の汎熱帯に分布。また、オーストラリア全域に分布する。日本には分布していないが、栽培種として導入されている。
下位分類
編集11属[4]あるいは12属がある。
脚注
編集- ^ Dilleniaceae Tropicos
- ^ The Angiosperm Phylogeny Group 2009, p. 111.
- ^ Angiosperm Phylogeny Group (2016), “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV”, Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 1–20, doi:10.1111/boj.12385 2016年5月20日閲覧。
- ^ Dilleniaceae Watson, L., and Dallwitz, M.J. 1992 onwards. The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, and information retrieval. Version: 29th July 2006.
- ^ Dilleniaceae The plant List
参考文献
編集- The Angiosperm Phylogeny Group (2009). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG III” (pdf). Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 105-121 .