ヒメイワシャコ (姫岩鷓鴣、Ammoperdix griseogularis)は、キジ目キジ科に分類される鳥類の一種である。現地では鳴き声からSee-seeと呼ばれており、英名もそれに由来する。

ヒメイワシャコ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: スナシャコ属 Ammoperdix
: ヒメイワシャコ
A. griseogularis
学名
Ammoperdix griseogularis
(Brandt, 1843)
和名
ヒメイワシャコ
英名
See-see Partridge

分布

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中央アジア(アフガニスタン西部、トルクメニスタンイランインド北西部など)に分布する。

形態

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体長25-27cm。雄は上体、胸、腹が黄色がかった褐色で、胸はピンク色を帯びている。脇羽は栗色で縁は黒い。頭と頸は灰色で額の部分が黒い。白い通眼線があり、眉斑は黒い。嘴は橙色、足は黄緑色である。雌は雄と比べると地味な体色で、全体に黄色がかった褐色である。嘴も褐色。

生態

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主に乾燥地帯の地上で生活している。森林地帯の岩場でも生息する。

食性は雑食で、植物の種子や葉、昆虫類などを食べる。

繁殖期は4-7月で、岩陰や植物に隠された地面のくぼ地に、1腹6-9個の卵を産む。抱卵期間は約21日である。

亜種

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以下の2亜種に分類される。

  • Ammoperdix griseogularis peraticus 
  • Ammoperdix griseogularis griseogularis

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 キジ目』、財団法人東京動物園協会、1987年、67頁