ヒスイカズラ[1][2]あるいはヒスイカツラ[3](翡翠葛、学名Strongylodon macrobotrys ストロンギロドン・マクロボトリス[4])は、マメ亜科に分類される常緑つる性植物英語名は jade vine[3] あるいは Philippine jade vine という[1]。原産地はフィリピン諸島であるが、インドマレー半島ニューギニアトリニダード・トバゴにも持ち込まれて定着している[5]

ヒスイカズラ
ヒスイカズラ
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ上類 superrosids
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: インゲン連 Phaseoleae
: ヒスイカズラ属 Strongylodon
: ヒスイカズラ S. macrobotrys
学名
Strongylodon macrobotrys A.Gray
英名
(Philippine) jade vine

受粉はオオコウモリにより行われる。花弁は翡翠色であるが、これはコピグメント効果英語版によるもので、色素としてマルビンサポナリンが1:9の割合で含まれていること、表皮細胞のpHが7.9とアルカリ性に傾いていることによる[6]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b 熱帯植物研究会 編 編「ヒスイカズラ Strongylodon maerbotrys A. Gray」『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、203頁。ISBN 4-924395-03-X 
  2. ^ 坂﨑, 信之 (1998). 日本で育つ 熱帯花木植栽事典. アボック社. p. 983 
  3. ^ a b コーナー, E. J . H.渡辺, 清彦『図説熱帯植物集成』廣川書店、1969年、1104頁。 
  4. ^ 林弥栄、古里和夫 監修 編「ストロンギロドン マクロボトリス」『原色世界植物大圖鑑』北隆館、1986年、667頁。 
  5. ^ POWO (2019). "Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org//taxon/urn:lsid:ipni.org:names:519595-1 Retrieved 25 May 2021."
  6. ^ Takeda, Kosaku and Fujii, Aki and Senda, Yohko and Iwashina, Tsukasa (2010). “Greenish blue flower colour of Strongylodon macrobotrys”. Biochemical Systematics and Ecology 38 (4): 630-633. 

外部リンク

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