パート・ド・フリュイ
果物をペースト状の果物を加工したお菓子
パート・ド・フリュイ(仏: Pâte de fruits)はコンフィズリー(洋菓子、砂糖菓子)の一種[1]。フランスの伝統菓子の一種である[1][2]。
概要
編集日本語の直訳すると「果実のペースト」といった意味合いになり、一口サイズのゼリー状の菓子である[3]。ただし、ゼラチンや寒天は用いられず、フルーツに含まれるペクチンを用いてゲル化させるのが特徴である[3]。
果実のピュレを砂糖やグラニュー糖を加えて煮詰めて、ペクチンの作用で固める[1][2]。
10世紀にフランスのオーヴェルニュ地域圏で発祥したとされる[4][5]。当時のオーヴェルニュはリンゴやアプリコットの産地であったため、それらをドライフルーツにして収穫時期を外しても果実を食せるようにしたのが起源とされている[5]。
出典
編集- ^ a b c 『婦人畫報』 2017年8月号(【日文版】)、ハースト婦人画報社、2017年、5頁。
- ^ a b 小森まなみ『東京社用の手みやげ洋菓子編』東洋経済新報社、2009年、52頁。ISBN 978-4492043448。
- ^ a b 吉田菊次郎、中西昭生「黒ビールとパート・ド・フリュイの話」『今までにないスイーツの発想と組み立て: 素材を活かした組み合わせのアイデアとテクニック』誠文堂新光社、2016年、153頁。ISBN 978-4416516645。
- ^ “青森りんごジュースのフードロス解消へJAアオレンとタッグ「林檎スイーツ」商品化 星野リゾート”. 農業協同組合新聞 (2021年8月5日). 2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 上野圭代 (2021年5月17日). “パートドフリュイでティータイムを華やかに!定番の作り方を紹介!”. オリーブオイルをひとまわし. 2022年12月10日閲覧。