パーサック・チョンラシットダム
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パーサック・チョンラシットダム(タイ語: เขื่อนป่าสักชลสิทธิ์)は、タイ国王ラーマ9世の発案に基づき、洪水を防ぐために建設された、タイ王国における最長のダムである。管轄する農業・協同組合省によって、1994年12月2日に建設が始められた。[2]
パーサック・チョンラシットダム | |
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所在地 | ロッブリー県パッタナーニコム郡、サラブリー県ワンムワン郡 |
位置 | |
河川 | パーサック川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | アースダム |
有効貯水容量 | 7,323,000[1] m3 |
事業主体 | タイ国農業・協同組合省灌漑局 |
着手年 / 竣工年 | 1994年 / 1999年 |
備考 | 総工費 233億3600万タイバーツ[2] |
沿革
編集雨季におけるパーサック川流域の洪水と、乾季の水不足は、毎年決まって発生する問題となっていた。1989年2月19日、ラーマ9世は灌漑局に対し、チャオプラヤー川下流地帯、バンコクとその周辺における上記の問題を解決するため、ダムの建設を検討するよう命じた。自然環境調査の後、1994年5月3日、内閣はパーサック川ダムと貯水池の建設計画を承認した。[2]
パーサック・チョンラシットダムは、1994年12月2日から1999年9月30日までの5年間をかけて建設された。1998年6月15日、シリントーン王女により貯水式典が催され、1998年10月7日、ラーマ9世によりパーサック・チョンラシットダムと命名された。[2]
1999年11月25日、ラーマ9世、シリキット王妃、シリントーン王女によるパーサック・チョンラシットダム完成式典が催された。
観光
編集パーサック・チョンラシットダムは貯水ダムであると同時に、ロッブリー県の観光地でもあり、ダムの周辺には以下の様々な観光地がある。
- ロッブリー県側
- パーサック・チョンラシットダム駅 パーサック・チョンラシットダムの入り口に位置する。
- ダム湖畔多目的施設。パーサック・チョンラシットダムの眺望地。
- パーサック・チョンラシットダム博物館。
- パーサック・チョンラシットダムの堤防の上を走る観光車両。往復距離9,720m。
- サラブリー県側
- ルアン・プー・ヤイ・パーサック(仏像)。ダムの湖畔に位置する。
脚注
編集- ^ ロッブリー県ウェブサイト 2008年1月2日
- ^ a b c d 「パーサック・チョンラシットダム」Kanchanapisek Network 2008年1月2日