パンアメリカン航空292便墜落事故
パンアメリカン航空292便墜落事故(パンアメリカンこうくう292びんついらくじこ)は、1965年9月17日に発生した航空事故である。マルティニーク・エメ・セゼール国際空港からVCバード国際空港へと向かっていたパンアメリカン航空292便(ボーイング707-121B)がチャンスピークに墜落し、乗員乗客30人全員が死亡した[1]。
同型機のボーイング707 | |
事故の概要 | |
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日付 | 1965年9月17日 |
概要 | CFIT |
現場 | モントセラト チャンスピーク |
乗客数 | 21 |
乗員数 | 9 |
負傷者数 | 0 |
死者数 | 30(全員) |
生存者数 | 0 |
機種 | ボーイング707-121B |
機体名 | Clipper Constitution |
運用者 | パンアメリカン航空 (PAA) |
機体記号 | N708PA |
出発地 | マルティニーク・エメ・セゼール国際空港 |
第1経由地 | VCバード国際空港 |
最終経由地 | ルイス・ムニョス・マリン国際空港 |
目的地 | ジョン・F・ケネディ国際空港 |
事故機
編集事故機のボーイング707-121B(N708PA)は製造番号17586として製造され、1957年12月20日に初飛行し、翌年11月にパンアメリカン航空に引き渡された。総飛行時間は19,127時間であった[1]。
事故の経緯
編集292便はフランスのマルティニーク・エメ・セゼール国際空港を出発し、VCバード国際空港、ルイス・ムニョス・マリン国際空港を経由してニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港へと向かう定期便で、乗客21人と乗員9人が搭乗していた。荒天の中、高度2,760フィート(841 m)でVCバード国際空港へと進入している際に標高3,002フィート(915m)にあるチャンスピークに墜落し、火災が発生した。この事故で乗員乗客30人全員が死亡した。
事故原因
編集原因はパイロットのミスであると判断された。乗員は航法上のミスを犯し、自らの位置が不明なまま最低安全高度を下回って降下していた[2]。
脚注
編集出典
編集- ^ a b 事故詳細 - Aviation Safety Network
- ^ “National Transportation Safety Board N708PA accident brief”. 2012年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月11日閲覧。