パラダイストビヘビ学名Chrysopelea paradisiパラダイスヘビとも)は、南アジアに分布するヘビの一種である。肋骨を広げ、体を扁平にすることにより、木の頂上から水平距離10mも滑空することができる。

パラダイストビヘビ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: ナミヘビ科 Colubridae
: トビヘビ属 Chrysopelea
: パラダイストビヘビ
C. paradisi
学名
Chrysopelea paradisi
(Boie, 1827)
和名
パラダイストビヘビ、パラダイスヘビ
英名
Paradise Tree Snake, Paradise Flying Snake

分布

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タイ(プーケットを含む)、インドネシアブルネイ、インド(アンダマン諸島)、マレーシア(マレー半島と東マレーシア)、ミャンマー(ビルマ)、フィリピン、シンガポール

生態

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主に湿潤な森林に生息する。ヤモリなどの樹上性のトカゲカエルなどを捕食する。卵生で、5~8個の卵を産む。

後牙毒を持つが、トカゲを捕るための毒であり、人間には効果が弱くほとんど無害。

参考文献

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  • Boie, F. 1827 Bemerkungen über Merrem's Versuch eines Systems der Amphibien, 1. Lieferung: Ophidier. Isis van Oken, Jena, 20: 508-566.
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』 小学館、2004年、122頁。