パピルス新人賞
パピルス新人賞(パピルスしんじんしょう)は、幻冬舎の雑誌『papyrus』(パピルス)で募集されていた新人文学賞。2007年から2011年まで、ジャンルを問わず、未発表の長編小説を募集した。
応募者は新人限定。募集する作品の内容については、「条件は、今、この時代に読まれる必然性を備えていること」、「従来の方法論に捕われない自由な発想によって描かれた、ひたすら“面白い”作品」とされていた[1]。受賞者には正賞の万年筆と副賞の100万円が贈られた。
選考委員
編集受賞作リスト
編集第1回 (2007年)
- 久保寺健彦 『みなさん、さようなら』(2007年11月刊)
第2回 (2008年)
- 特別賞:芹澤桂 『ファディダディ・ストーカーズ』(2010年4月刊)
第3回 (2009年)
- 宙目ケン(ゆま けん) 『カミナリラヴァー』(2010年10月刊) - 受賞時タイトル『Ray After Lover』
- 特別賞:森田裕之 『犬たちの憂鬱』(2010年10月刊) - 受賞時タイトル『無粋なやつら』
第4回 (2010年)
- 特別賞:片島麦子 『ウツボの森の少女』(未刊行)
第5回 (2011年)
- 特別賞:三岡雅晃 『空白を歌え』(未刊行)
脚注
編集- ^ 第1回受賞作、久保寺健彦『みなさん、さようなら』(幻冬舎、2007年)の巻末に掲載された第2回パピルス新人賞募集要項より