パナソニック LUMIX DC-S1
LUMIX DC-S1は、パナソニックが2018年9月25日に開発を発表し[1]、2019年3月23日に発売した[2][3]ミラーレス一眼デジタルカメラである。同社のミラーレス一眼カメラとしては、35mmフルサイズの画像センサーを搭載した初のモデルとなった。より高画素のセンサーを搭載した『DC-S1R』も同時発売された[3]。本機は高画質・機能性・堅牢性といった要素を追求するプロ向けのシステムカメラと位置づけられており[3]、シリーズ名は「スペシャライズド」(特化)の頭文字から『LUMIX S』と付けられた[4]。
DC-S1 + LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. | |
メーカー | パナソニック |
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レンズマウント | ライカLマウント |
イメージセンサー種類 | ローパスフィルターレスCMOSセンサー |
イメージセンサー サイズ | 36.0 x 24.0mm (35mmフルサイズ) |
イメージセンサー メーカー | ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング |
最大解像度 | S1: 6000 x 4000 (2420万画素) S1R: 8368 x 5584 (4730万画素) |
記録メディア | XQDスロット*1 + SDXCスロット*1 |
イメージ プロセッサ | ヴィーナスエンジン |
シャッター速度 | 1/8000秒~60秒 (電子シャッターで1/8000秒、S1Rは1/16000秒) |
ASA/ISO範囲 | S1:100-51200(標準) 50-204800(拡張) S1R:100-25600(標準) 50-51200(拡張) |
焦点領域 | 225箇所 |
連続撮影 | 秒間最大9枚 |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
フレーム 適用範囲 | 100% |
カスタムWB | あり |
背面LCDモニター | 3.2型、約210万ドットタッチパネル、3軸チルト式 |
バッテリー | DMW-BLJ31 |
AVポート | USB3.1 Type-C、マイクロHDMI |
データポート | IEEE802.11a/b/g/n/ac,Wi-fi,Bluetooth Low Energy |
本体構成・ 特別機能 | ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)搭載 |
寸法 | 148.9x110.0x96.7mm |
重量 | 1017g(バッテリー、SDカード1枚込) |
発売 | 2019年3月23日 |
生産地 | 中国 |
2018年9月25日に、パナソニック・ライカ・シグマの3社で発表された「Lマウントアライアンス」[5]に基づき、ライカLマウントを採用した[6][5]。パナソニックのアプライアンス社は、Lマウントを「静止画/動画の両面に有利」としている[2]。このため、開発者側もボディが大きいと感じたが、だからこそ操作性もよく、高品位な機能も付けられたと語っている[2]。
DC-S1Rは、2019年のカメラグランプリ大賞を受賞した[7]。
同時発表レンズ
編集ライカLマウント対応のレンズ3本も同時発売された[8]。ライカ製レンズとの差別化のため、ライカレンズを想起させる名前ではないが、ライカカメラ社の基準をクリアした証として「Certified by LEICA」の文言が付けられる[2]。
- LUMIX S PRO 50mm F1.4
- LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.
- LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
脚注
編集- ^ 【フォトキナ】パナソニック、35mmフルサイズミラーレス「S1R」「S1」開発発表
- ^ a b c d パナソニック、「LUMIX S1R」「LUMIX S1」を日本初披露
- ^ a b c パナソニック、ミラーレスカメラ「LUMIX S1R」「LUMIX S1」を国内発売
- ^ 【フォトキナ】パナソニックが考える「LUMIX S1R/S1」のターゲットとは
- ^ a b 【フォトキナ】ライカ、パナソニック、シグマが「Lマウントアライアンス」で協業
- ^ 2014年に「ライカTマウント」として登場したが、翌年にライカ初のフルサイズミラーレスカメラ「ライカSL」に合わせて「ライカLマウント」と改称された。
- ^ カメラグランプリ2019大賞は「パナソニックLUMIX S1R」
- ^ パナソニック、Lマウント交換レンズ3本を国内発表