バレーボールポーランド男子代表
バレーボールポーランド男子代表(バレーボールポーランド だんしだいひょう、ポーランド語: Reprezentacja Polski w piłce siatkowej mężczyzn)は、バレーボールの国際大会で編成されるポーランドの男子バレーボールナショナルチーム。
バレーボールポーランド男子代表 | |
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国または地域 | ポーランド |
大陸連盟 | 欧州バレーボール連盟 |
協会 | ポーランドバレーボール連盟 |
監督 | ニコラ・グルビッチ |
国名コード | POL (Poland) |
FIVBランキング | 1位(2024年3月版)[1] |
オリンピック | |
出場回数 | 9回 |
初出場 | 1968 メキシコシティ |
最高成績 | 金メダル(1976) |
世界選手権 | |
出場回数 | 18回 |
初出場 | 1949 世界選手権 |
最高成績 | 金メダル(1974、2014、2018) |
ワールドカップ | |
出場回数 | 4回 |
初出場 | 1965 ワールドカップ |
最高成績 | 準優勝(1965、2011、2019) |
欧州選手権 | |
出場回数 | 25回 |
最高成績 | 優勝(2009、2023) |
歴史
編集1947年に国際バレーボール連盟へ加盟[2]。東欧の古豪として知られるポーランドは、第1回大会の1949年世界選手権、第2回大会の1950年欧州選手権に出場した古参チームである。1965年ワールドカップで銀メダルを獲得後、1970年代に入るとワグネル監督の下で輝かしい成績を納め、1974年世界選手権、1976年モントリオールオリンピック(ボイトビッチを擁してバックアタック戦術を開発した[3])で共に金メダルを獲得した。欧州選手権では1980年代にかけて強豪ソ連と5大会におよび優勝を争い、2強体制を築いた。
その後、1990年代にかけて低迷が続き、メダルから遠ざかっていたものの、2000年に自国のポーランドリーグがプロ化され、選手の育成ともにチームの質が向上すると、徐々に国際大会で成果を見せ始め、銀メダルに輝いた2006年世界選手権で32年ぶりに表彰台に立った。2009年欧州選手権では悲願の初優勝を飾り、グラチャンの初出場を決めた。しかし本大会では日本やキューバなどに敗れて4位に終わった。翌年の2010年バレーボール男子世界選手権では一次リーグを全勝で通過したが、2次リーグで前回大会の上位3位のブラジル、ブルガリアに敗れて13位に終わった。しかし、2018年バレーボール男子世界選手権では優勝し、古豪復活の兆しを見せた。
過去の成績
編集オリンピックの成績
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世界選手権の成績
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ワールドカップの成績
編集1969年から2007年まで出場なし
欧州選手権の成績
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ワールドリーグの成績
編集現在の代表
編集2022年8月10日に発表された2022年世界選手権メンバー。
No. | 選手名 | シャツネーム | 身長 | 所属 | P | 備考 |
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3 | ヤクブ・ポピフチャク | Popiwczak | 180 | Jastrzębski Węziel | L | |
5 | ウーカシュ・カチュマレク | Kaczmarek | 204 | ZAKSA Kędzierzyn-Koźle | OP | |
6 | バルトシュ・クレク | Kurek | 205 | ウルフドッグス名古屋 | OP | |
7 | カロル・クウォス | Klos | 201 | PGE Skra Bełchatów | MB | |
12 | グジェゴシュ・ウォマチ | Łomacz | 187 | PGE Skra Bełchatów | S | |
14 | アレクサンデル・シリフカ | Śliwka | 191 | ZAKSA Kędzierzyn-Koźle | WS | |
15 | ヤクプ・コハノフスキ | Kochanowski | 199 | Asseco Resovia | MB | |
16 | カミル・セメニウク | Semeniuk | 194 | Sir Safety Umbria Volley | OH | |
17 | パベウ・ザトルスキ | Zatorski | 184 | Asseco Resovia | L | |
18 | バルトシュ・クウォレク | Kwolek | 193 | Aluron CMC Warta Zawiercie | OH | |
19 | マルチン・ヤヌシュ | Janusz | 191 | ZAKSA Kędzierzyn-Koźle | S | |
20 | マテウシュ・ビエニエク | Bieniek | 210 | PGE Skra Bełchatów | MB | |
21 | トマシュ・フォルナル | Fornal | 200 | Jastrzębski Węziel | OH | |
72 | マテウシュ・ポレバ | Poręba | 204 | Indykpol AZS Olsztyn | MB |
歴代代表監督
編集- ラウル・ロサノ(2005-2008年)
- ダニエル・カステラーニ(2009-2010年)
- アンドレア・アナスタージ(2011-2013年)
- ステファン・アンティガ(2014-2016年)
- フェルディナンド・デジョルジ(2017年)
- フィタル・ヘイネン(2018-2021年)
- ニコラ・グルビッチ (2022年-)
歴代代表選手
編集- トマシュ・ボイトビッチ
- アンジェイ・ステルマッハ
- パベウ・ザグムニ
- ピョートル・グルシュカ
- セバスチャン・シフィデフスキ
- ウーカシュ・ジガドウォ
- クリズィストフ・イグナチャク
- ウカシュ・ガジェヴィッチ
- ミハウ・ボンキェビッチ
- ダニエル・ピリンスキ
- アルカディウシュ・ゴアシュ
- マリウシュ・ブラズウィー
- ミハウ・ヴィニャルスキ
- マルチン・モジジョネック
- グジェゴシュ・ウォマチ
- バルトシュ・クレク
- ピヨトル・ノバコフスキ
- ミハウ・クビアク
- カロル・クウォス
- ファビアン・ジズガ
- パベウ・ザトルスキ
- マテウシュ・ビエニエク
- バルトシュ・ベドノシュ
- アルトゥル・シャルプク
- アレクサンデル・シリフカ
- ウィルフレド・レオン
ギャラリー
編集脚注
編集- ^ “FIVB Senior World Ranking - Men”. FIVB. 2024年3月8日閲覧。
- ^ “Confederations and Federations”. FIVB. 2014年10月12日閲覧。
- ^ 眞鍋政義「精密力」p.106