バルティカ
バルティカ(英語: Bartica)は、ガイアナのクユニ=マザルニ州の州都[4]。人口は8,004人(2012年国勢調査)で、人種別だと混血が半数以上を占める[3]。
バルティカ Bartica | |
---|---|
バルティカ(2015年撮影) | |
位置 | |
座標 : 北緯6度24分0秒 西経58度37分0秒 / 北緯6.40000度 西経58.61667度 | |
歴史 | |
建設 | 1837年 |
行政 | |
国 | ガイアナ |
州 | クユニ=マザルニ州 |
基礎自治体 | バルティカ[1] |
町 | バルティカ |
町長 | マーティン・アンソニー・マレー[2] |
人口 | |
人口 | (2012年現在) |
町域 | 8,004人 |
備考 | [3] |
その他 | |
等時帯 | UTC-4 |
エセキボ川の西岸に位置し、クユニ川およびマザルニ川とエセキボ川の合流点につくられた。「内陸部の玄関口」といわれており、金やダイヤモンドの採掘場と首都ジョージタウンを結ぶ中継地となっている[5]。
歴史
編集町は1837年に聖公会によって建設され、1843年に聖別された。バルティカという名前は、この地域に豊富に存在する「赤い土」を表す先住民族の言葉に由来する[6]。
1958年、マザルニ・ポタロ地区の首府になった。1971年の再編で行政区画の首府ではなくなったが、1980年の再編でクユニ=マザルニ州の州都に選ばれた[7]。
2008年2月17日、悪名高いロンデル・ローリンズ率いるギャングがバルティカの企業を強盗し、次に警察署を襲撃した。一連の攻撃で警官3名を含む12人の住人が殺害された(バルティカ虐殺)。犯行グループは3週間前にデメララ=マハイカ州で発生したリュジニャン虐殺にも関与したといわれている。犯人らは8月28日にジョージタウンで警察と銃撃戦となり死亡した[8]。
教育
編集小学校はセント・アンソニーズ小学校、セント・ジョン・バプテスト小学校、ツーマイル小学校の3校で、中学校はバルティカ中学校とスリーマイル中学校の2校がある。周囲の川沿いのコミュニティには他にもいくつかの小学校がある。
医療
編集観光
編集バルティカの北には、オランダ領エセキボ植民地の首都であったFort Kyk-Over-Alがある[6]。また、近くにはマーシャル滝がある[6]。
毎年イースターの後にはバルティカ・レガッタが開催されている。ウォータースポーツ(主にスピードボート)のほか、クリケット、ボクシング、サッカー、タレントショー、パレード、ミスコンが開催され、国内外から観光客が集まる[8]。
交通
編集バルティカ空港が町の南西 6 kmにある。
バルティカとマーディアを結ぶデナム吊橋(ギャラウェイ・ストリーム橋とも)は1933年に建設された。2020年1月、軽車両が通行できるように架け直された[9]。
出身者
編集- フランク・ボウリング - 抽象表現主義の画家
- アイヴァー・メンドンカ - クリケット選手
- ケイシア・シュルツ - クリケット選手
出典
編集- ^ “Councils of Guyana”. Statoids (2012年4月26日). 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Mayors, deputies sworn in”. Stabroek News. (2023年8月8日) 2024年2月26日閲覧。
- ^ a b “2012 Population by Village”. Statistics Guyana. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Regional Democratic Councils”. Ministry of Local Government and Regional Development. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Gold and Diamond Mining in Guyana”. First Capital Gold. 2023年12月30日閲覧。
- ^ a b c “BARTICA – A Missed Opportunity of History”. Guyanese Online (2013年7月25日). 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Regions of Guyana”. Statoids (2015年11月5日). 2023年12月30日閲覧。
- ^ a b c “Bartica–a fusion of valleys, undulating hills, and happy people”. Kaieteur News. (2019年6月16日) 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Denham Bridge reopened to light traffic”. Guyana Chronicle. (2020年1月9日) 2023年12月30日閲覧。