バヤゼット (ヴィヴァルディ)

アントニオ・ヴィヴァルディのオペラ

バヤゼット』(Bajazet) RV 703は、アントニオ・ヴィヴァルディ作曲の全3幕からなるオペラティムールアンカラの戦いで戦って敗れ、捕虜となったバヤズィト1世を主人公としている。

『バヤゼットとタメルラーノ』(Jean-Antoine Guer 画、1746年)
『タンバーレーヌによってによって投獄されたスルタン・バヤゼット』(スタニスワフ・クレボウスキー画、1878年)

ハッセジャコメッリポルポラブロスキ作曲のアリアも入ったパスティッチョであるが、曲の多くはヴィヴァルディが作曲した。例を挙げると、イレーネが歌うもっとも有名なアリア「私はないがしろにされた妻」 (Sposa son disprezzata) はジャコメッリがファリネッリのために書いたオペラ『メローペ』 (Merope) のアリア "Sposa, non mi conosci" を改作したものである。

初演は1735年ヴェローナのフィラルモーニコ劇場で行われた。

ファビオ・ビオンディ指揮エウローパ・ガランテの演奏による初の全曲録音が2005年ヴァージン・クラシックスから発売されている。

登場人物

編集

主な楽曲

編集

外部リンク

編集