バナナ饅頭
北海道池田町の銘菓
バナナ饅頭(バナナまんじゅう)は、北海道十勝総合振興局中川郡池田町の銘菓。バナナを模した形状と風味が好まれ、100年以上の歴史を持つ。
販売会社 | 株式会社米倉商店 |
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種類 | 饅頭 |
販売開始年 | 1905年 |
完成国 | 日本 |
関係する人物 | 米倉三郎(創業者) |
類似商品は全国に存在しているが、1905年に作られた北海道池田町米倉商店のものが元祖と言われている[1]。
本項では、池田町で販売されているバナナ饅頭に関してのみ扱う。また、簡単に米倉商店についても扱う。
特徴
編集この饅頭は、小麦粉・鶏卵で作った饅頭生地に、バナナの香料を混ぜ白あんを包んだもので、形状もバナナに似せている。バナナエッセンスを使用しているが、実際にバナナそのものが含まれているわけではない。これは、バナナ饅頭を作った当時、バナナは大変高価な果物で、入手しにくいバナナの風味を大衆に楽しんで貰おうと考案されたからである[1][2]。
バナナ饅頭と米倉屋の来歴
編集バナナ饅頭を販売する米倉屋(後の株式会社米倉商店)は、JR北海道根室本線池田駅の正面に位置している。バナナ饅頭が造られた1905年頃、北海道では釧路から始まった鉄道が一旦池田まで開通したところで、池田駅開業に伴い、それまで呉服や雑貨を扱っていた米倉三郎が駅弁屋を始めた。米倉は当初「親子弁当」を販売していたが、新商品として饅頭を販売した。当時は、駅構内で数人の立ち売りを使って売っていた[2]。
販売
編集JR北海道池田駅・帯広駅・釧路駅他数箇所で販売されている。JRの特急「スーパーおおぞら」号の車内販売品目だったが、2017年3月4日のダイヤ改正でスーパーおおぞらの車内販売廃止となった。
脚注
編集- ^ a b 菓子屋探訪 (1999年8月22日). “(20) 株式会社米倉商店”. 十勝毎日新聞社. 2013年5月21日閲覧。[リンク切れ]
関連項目
編集外部リンク
編集- ホテルとバナナ饅頭のレストランよねくら - 十勝観光連盟公式サイト「とかちであそぼう とかち晴れ」
- Restaurant よねくら - 帯広ナビ