バナナナメクジ (英:Banana slugs) は北アメリカに生息する地上性のナメクジであり バナナナメクジ属 (Ariolimax) を構成する。

バナナナメクジ
Two banana slugs preparing to mate
分類
界: 動物界
門: 軟体動物門 Mollusca
腹足綱 Gastropoda
下綱 異鰓類 Heterobranchia
柄眼類 Stylommatophora
上科 オオコウライナメクジ上科 Arionoidea
Ariolimacidae
亜科 Ariolimacidae
バナナナメクジ属 Ariolimax

Mörch, 1859
Type species
Ariolimax columbianus
シノニム

Aphallarion Pilsbry & Vanatta, 1896

ナメクジ一般の解剖学的図表

この属のナメクジは果実のバナナを想起させる明るい黄色あるいは緑色、淡いまたは濃い茶色、白色を持つ。

生態など

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バナナナメクジの頭部、視触覚、感覚触覚。
 
Slender banana slug の画像(Ariolimax dolichophallus)

バナナナメクジ属の多くの種はバナナを連想させる明るい黄色の体色を持つが、緑色や淡いあるいは濃い茶色、白色の体色を持つ物も居る。バナナナメクジ属の1種であるAriolimax columbianusは、全体が黒色に見える程に、身体上に黒色の点を出すことがある。また個々のナメクジは栄養状態や光への曝露、湿度によってその体色を変化させる。この色はナメクジの健康状態や年齢を表すのではないかとも考えらえている[1]

脚注

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  1. ^ Harper, Alice Bryant (1988). The Banana Slug: A Close Look at a Giant Forest Slug of Western North America. Aptos, CA: Bay Leaves Press. ISBN 0962121800