バザード (Buzzard) は18世紀末に活躍したイギリス競走馬である。馬名は英語ノスリハゲタカの意。

バザード
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1787年
死没 1811年
ウッドペッカー
Misfortune
生国 イギリス
生産者 Thomas Bullock
馬主 Thomas Bullock
→Christopher Wilson
競走成績
生涯成績 39戦?28勝
テンプレートを表示

経歴

編集

競走馬としてははっきりしないが、1789-1794年の6年間に28勝した記録が残っている。勝ったレースには、クレイヴンステークス2回、ジョッキークラブプレート、そのほかいくつかのプレート、ハンデキャップ、数多くのマッチレースなどがある。この中には、200ギニーを賭けたラダマントゥス (Rhadamanthus) とのマッチレースも含まれている。1794年10月、ヒロイン (Heroine) に対する100ギニーのマッチレースの勝利が最後の競走であった。

種牡馬としては、カストレル (Castrel) 、セリム (Selim) 、ブロンズ (Bronze) 、ルーベンス (Rubens) の4兄弟、クラシックホースであるクイズ (Quiz) などの産駒が知られている。1805年アメリカヴァージニア州に輸出されたが当地では成功できず、1811年に24歳で死亡した。

ヘロド (Herod) の父系はほかにフロリゼル (Florizel) 、ハイフライヤー (Highflyer) が有力であったが、カストレルとセリムの父系は1820年代ごろから有力になり、のちにヘロド系の主流となった。現在ヘロド系全体が大きく勢力を落としているが、バザードからセリムを経てトウルビヨン (Tourbillon) へと至る父系がかろうじて継承されている。

主な産駒

編集

血統表

編集
バザード血統(ウッドペッカー系(ヘロド系) / Cade 3×4=18.5%、Godolphin Arabian 4×5.5=12.5%、Partner 4×5=9.38%、Flying Childers-Bartlet's Childers 5×5.5=9.38%、Fox 5×5=6.25%) (血統表の出典)

Woodpecker
1773年 栗毛
父の父
Herod
1758年 鹿毛
Tartar
1743年 栗毛
Partner
Meliora
Cypron
1750年 鹿毛
Blaze
Selima
父の母
Miss Ramsden
1755年 鹿毛
Cade
1734年 鹿毛
Godolphin Arabian
Roxana
Lonsdale Bay Arabian Mare
1736年 鹿毛
Lonsdale Arabian
Bay Bolton Mare

Misfortune
1775年 青鹿毛
Dux
1761年 鹿毛
Matchem
1748年 鹿毛
Cade
Partner Mare
Duchess
1748年 鹿毛
Whitenose
Miss Slamerkin
母の母
Curiosity
1760年 青鹿毛
Snap
1750年 黒鹿毛
Snip
Fox Mare
Regulus Mare
1749年 鹿毛
Regulus
Bartlet's Childers Mare F-No.3-a

参考文献

編集

外部リンク

編集