ハンキー・ドリー
デヴィッド・ボウイのアルバム
ハンキー・ドリー(原題:Hunky Dory)は、イギリスのロックミュージシャンであるデヴィッド・ボウイの4枚目のアルバム。
『ハンキー・ドリー』 | ||||
---|---|---|---|---|
デヴィッド・ボウイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1971年6月 - 7月 Trident Studios, Soho, London | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
オリジナル盤 RCAレコード リイシュー盤 EMI RYKO | |||
プロデュース |
ケン・スコット デヴィッド・ボウイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
| ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ゴールドディスク | ||||
| ||||
デヴィッド・ボウイ アルバム 年表 | ||||
| ||||
『ハンキー・ドリー』収録のシングル | ||||
1971年12月17日にRCAレコードよりリリースされた。また、1990年にEMI(米国ではRYKO)よりCD化され再発売されており、その際にボーナストラックとして未発表テイクが4曲追加されている。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において88位に選ばれている[1]。
解説
編集アルバム「ジギー・スターダスト」と同時進行で制作されたアルバム。「ハンキー・ドリー」とは「ごきげん!」や「うまくいった!」という意味のスラングで、語源を日本語とする説がある[2][3]。注目すべきは1曲目の「チェンジス」で、この曲では自らの変容を予告するような歌詞になっている。また、息子の誕生への喜びを表した2曲目「ユー・プリティ・シングス」、フランク・シナトラの大ヒット曲「マイ・ウェイ」と全く同じコード進行で、マスメディアへの皮肉を歌った4曲目「火星の生活」など軽快な曲群の中にも、自らの無力さを綴った6曲目「流砂」や、精神病院に入れられてしまった実の兄を思う11曲目「ザ・ビューレイ・ブラザース」など、狂気を感じさせる陰鬱な曲も収録されている。
英音楽誌NMEは、本作から「チェンジス」(3位)、「火星の生活」(7位)、「ユー・プリティー・シングス」(10位)、「クイーン・ビッチ」(23位)、「クークス」(25位)、「アンディ・ウォーホル」(35位)、「流砂」(37位)の7曲を「NMEが選ぶデヴィッド・ボウイの究極の名曲1〜40位」に選んでいる[4]
収録曲
編集# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「チェンジス」(Changes) | ||
2. | 「ユー・プリティー・シングス」(Oh! You Pretty Things) | ||
3. | 「8行詩」(Eight Line Poem) | ||
4. | 「火星の生活」(Life On Mars?) | ||
5. | 「クークス」(Kooks) | ||
6. | 「流砂」(Quicksand) |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
7. | 「フィル・ユア・ハート」(Fill Your Heart) | ビフ・ローズ、ポールウィリアムス | |
8. | 「アンディ・ウォーホル」(Andy Warhol) | ||
9. | 「ボブ・ディランに捧げる歌」(Song For Bob Dylan) | ||
10. | 「クイーン・ビッチ」(Queen Bitch) | ||
11. | 「ザ・ビューレイ・ブラザース」(The Bewlay Brothers) |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
12. | 「ボマーズ」(Bombers (Previously Unreleased)) | |
13. | 「スーパーメン」(The Supermen (Alternate Version)) | |
14. | 「流砂」(Quicksand (Demo Version)) | |
15. | 「ザ・ビューレイ・ブラザース」(The Bewlay Brothers (Alternate Mix)) |
参加ミュージシャン
編集脚注
編集- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ https://www.phrases.org.uk/meanings/hunky-dory.html
- ^ https://masakuraya.com/englishblog/2017/03/hunky-dory/
- ^ https://nme-jp.com/feature/12521/