ハモーサ
ハモーサ (Hermosa[1]) はアイルランドの競走馬である。主な勝ち鞍は2019年の英1000ギニー(GI)、愛1000ギニー(GI)。
ハモーサ | |||||||||
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マイケル・テイバーの勝負服 | |||||||||
欧字表記 | Hermosa[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牝[2] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[2] | ||||||||
生誕 | 2016年5月6日[2] | ||||||||
父 | Galileo[2] | ||||||||
母 | Beauty Is Truth[2] | ||||||||
母の父 | Pivotal[2] | ||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||
生産者 | Beauty Is Truth Syndicate[2] | ||||||||
馬主 |
Michael Tabor, Derrick Smith & Mrs John Magnier[2] | ||||||||
調教師 | エイダン・オブライエン( アイルランド) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 13戦4勝[2] | ||||||||
獲得賞金 | £892,338[2] | ||||||||
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戦績
編集2歳(2018年)
編集2018年6月にカラ競馬場で初出走。初戦は4着に敗れたが、翌月の未勝利戦で初勝利を挙げる。デビュータントステークスでは6着、モイグレアスタッドステークスでは3着と、いずれもスキッタースキャッターの後塵を拝した[2]。
デビュー5戦目のウェルドパークステークスをライアン・ムーアとの初コンビで制し、重賞初制覇。しかし、その後はフィリーズマイル、クリテリウム・アンテルナシオナルで連続して2着となり、全姉ハイドレンジアと同じく2歳時はあと一歩のところでG1に手が届かなかった[2]。
3歳(2019年)
編集前哨戦を使わず休み明けで出走した英1000ギニーでは15倍のオッズがつく伏兵の位置付けだったが、ウェイン・ローダンとのコンビでハナを奪うと、そのままゴールまで押し切って優勝。エイダン・オブライエン調教師は前日の英2000ギニーもマグナグレシアで制しており、自身4度目の英2000ギニー&英1000ギニーの同一年ダブル制覇(ギニーズダブル)を達成した。続く一戦として英オークスへの出走が一時有力視されたが[3]、最終的にはライアン・ムーア騎乗で愛1000ギニーに出走し、4馬身差の圧勝で史上4頭目の英愛1000ギニー制覇を達成した[4]。
愛1000ギニー後、オブライエン師はフランスのディアヌ賞(仏オークス)への出走を表明していたが[4]、これを回避してロイヤルアスコット開催のコロネーションステークスに参戦[5]。マイルG1・3連勝を狙ったが、フランスから参戦したウォッチミーの大駆けを許し、2着に惜敗した。日本のディアドラが勝利したナッソーステークスにも1番人気で出走していたが、直線で急激に失速して大差の最下位に沈んだ。オブライエン師は「馬場とペースが合わなかった」と敗因を語った[6]。実績のあるマイル路線に戻り、姉ハイドレンジアとの姉妹制覇が懸かったメイトロンステークスではイリデッサに3/4馬身及ばず、2着に敗れた[7]。
10月5日のサンチャリオットステークスでブービーの8着に敗れ、同レースを最後に現役を引退した[8]。
競走成績
編集以下の内容は、Racing Post[2]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2018. 6.29 | カラ | 未勝利 | 芝7f | 4着 | D.オブライエン | 3馬身1/4 | Peach Tree | |
7.31 | ゴールウェイ | 未勝利 | 芝7f | 1着 | D.オブライエン | 1馬身 | (Engles Rock) | |
8.26 | カラ | デビュータントステークス | G2 | 芝7f | 6着 | J.ヘファーナン | 6馬身1/4 | Skitter Scatter |
9.16 | カラ | モイグレアスタッドステークス | G1 | 芝7f | 3着 | J.ヘファーナン | 3馬身1/4 | Skitter Scatter |
9.30 | ナース | ウェルドパークステークス | G3 | 芝7f | 1着 | R.ムーア | 2馬身1/2 | (Foxtrot Liv) |
10.12 | ニューマーケット | フィリーズマイル | G1 | 芝8f | 2着 | D.オブライエン | 1馬身1/2 | Iridessa |
10.28 | シャンティイ | クリテリウム・アンテルナシオナル | G1 | 芝7f | 2着 | R.ムーア | 3/4馬身 | Royal Meeting |
2019. 5. 5 | ニューマーケット | 英1000ギニー | G1 | 芝8f | 1着 | W.ローダン | 1馬身 | (Lady Kaya) |
5.26 | カラ | 愛1000ギニー | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 4馬身 | (Pretty Pollyanna) |
6.21 | アスコット | コロネーションステークス | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | 1馬身1/2 | Watch Me |
8. 1 | グッドウッド | ナッソーステークス | G1 | 芝10f | 9着 | R.ムーア | 49馬身 | ディアドラ |
9.14 | レパーズタウン | メイトロンステークス | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | 3/4馬身 | Iridessa |
10. 5 | ニューマーケット | サンチャリオットステークス | G1 | 芝8f | 8着 | R.ムーア | 7馬身1/4 | Billesdon Brook |
繁殖牝馬時代
編集2020年から繁殖入り。同時に引退が発表された僚馬マジカルと同じく、初年度はノーネイネヴァーが交配相手となることが発表された[8]。
血統表
編集ハモーサの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Beauty Is Truth 2004 鹿毛 |
Pivotal 1993 栗毛 |
Polar Falcon | Nureyev | |
Marie d'Argonne | ||||
Fearless Revival | Cozzene | |||
Stufida | ||||
母の母 Zelding1995 鹿毛 |
*ウォーニング | Known Fact | ||
Slightly Dangerous | ||||
Zelda | Caerleon | |||
Mill Princess | ||||
母系(F-No.) | 8号族(FN:8-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×5=15.63%、Special4×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
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- 母ビューティーイズトゥルース(Beauty Is Truth)は主にフランスで走り、G2グロシェーヌ賞など重賞を2勝[9]。
- ダンシリ産駒の半姉ファイアーリリー(Fire Lily)はアイルランドでG3を3勝[10]。
- 全兄ザユナイテッドステイツ(The United States)は豪G1ランヴェットステークスの勝ち馬[11]。
- 全姉ハイドレンジアは2017年のメイトロンステークス、ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークスの勝ち馬[11]。
脚注
編集- ^ a b Hermosa(IRE). JBIS-Search. 2019年9月18日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m Hermosa | Race Record & Form. Racing Post. 2019年9月18日閲覧
- ^ “Aidan O’Brien completes fourth Guineas double as Hermosa shines”. Racing TV (2019年5月5日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “Brilliant Hermosa captures Irish 1,000 Guineas double for O'Brien and Moore”. thejournal.ie (2019年5月26日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Hermosa set for Coronation Stakes at Royal Ascot”. Sporting Llife (2019年6月6日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Hermosa set for recovery mission in Matron Stakes at Leopardstown”. Racing TV (2019年9月5日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Iridessa proves irresistible for Joseph O'Brien in Matron Stakes”. Racing TV (2019年9月14日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “Hermosa, Magical To No Nay Never”. Thoroughbred Daily News (2019年10月25日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “Beauty Is Truth(IRE)”. JBIS-Search. 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Fire Lily(IRE)”. JBIS-Search. 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “ハモーサの血統表”. netkeiba.com. 2019年9月18日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post