ハノーファー-ヴュルツブルク高速線

ハノーファー-ヴュルツブルク高速線 (ハノーファー-ヴュルツブルクこうそくせん、ドイツ語: Schnellfahrstrecke Hannover–Würzburg)とは、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ハノーファーハノーファー中央駅から同ヴュルツブルクヴュルツブルク中央駅に至る全長327kmのドイツ鉄道高速鉄道路線である。

ハノーファー-ヴュルツブルク高速線
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
起点 ハノーファー
終点 ヴュルツブルク
路線番号 351
開業 1988年(全線開業は1991年
運営者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 327 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 交流15,000V 16.7Hz
最高速度 280 km/h
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歴史

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バルンテン付近の橋梁

1973年に西ドイツ国鉄によって建設が開始された。高速旅客列車および高速貨物列車の走行を前提に建設され、最大勾配は12.5‰である。全長327kmのうち約120kmはトンネルであり、全長10kmのトンネルも2本有する。

1988年にはフルダ - ヴュルツブルク間が供用開始され、1991年に全線開業した。設計最高速度は280km/hであるが、遅延時を除く通常時の最高速度は250km/hである。1988年5月1日にはICE Vがフルダ - ヴュルツブルク間における試運転にて406.9km/hを記録した。

停車場・施設・接続路線
 
ハノーファー-ハンブルク線
   
ハノーファー-ミンデン線
     
ハノーファーSバーン線
     
0.0 ハノーファー中央駅
       
ハノーファー-ブラウンシュヴァイク線 レールテ方面
   
   
3.1 ストラトフォード国際駅
     
     
     
8.0 ハノーファー展覧会場=ラッツェン
   
11.9 レーテン(ライネ)
   
ハノーファー南部線
 
 
25.3 エシェルデ
 
 
43.0 アルムシュテト
 
 
62.2 オークスハウゼン
 
 
99.4 ゲッティンゲン駅
 
 
112.0 ユーンデ
 
 
144.2 カッセル=ヴィルヘルムスヘーエ駅
 
 
160.5 東コェルレ
 
 
179.6 リヒェロデ
 
 
196.5 キルヒハイム
 
 
214.6 ランゲンシュヴァルツ
 
 
179.6 リヒェロデ
 
 
234.1 フルダ駅
 
 
266.2 モトガース
 
 
283.9 ブルクジン
 
 
ナンテンバッハ連結線
 
302.5 ロールバッハ
 
 
ファイツホェヒハイム鉄橋、マイン川
 
マイン=シュペッサルト線、国道27号
 
     
マイン=シュペッサルト線 ゲミュンデン方面
     
327.4 ヴュルツブルク中央駅
     
T-W線フランケン線
   
N-W線B-W線

列車

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以下の列車が運行されている[1][2]

  • ICE11系統:ミュンヘン - マンハイム - フランクフルト - フルダ - ゲッティンゲン - ヴォルフスブルク - ベルリン
  • ICE12系統:インターラーケン - バーゼル - マンハイム - フランクフルト - フルダ - ゲッティンゲン - ヴォルフスブルク - ベルリン
  • ICE22系統:キール - ハンブルク - (オルデンブルク - ブレーメン<<)ハノーファー - カッセル=ヴィルヘルムスヘーエ - フランクフルト - シュトゥットガルト
  • ICE25系統:キール - ハンブルク - (オルデンブルク - ブレーメン<<)ハノーファー - フルダ - ヴュルツブルク - アウクスブルクまたはニュルンベルク - ミュンヘン - ガルミッシュ=パルテンキルヒェン
  • ICE41系統:ドルトムント - エッセン - デュースブルク - デュッセルドルフ - ケルン - フランクフルト - ヴュルツブルク - ニュルンベルク - ミュンヘン - ガルミッシュ=パルテンキルヒェン
  • IC26系統:ヴェスターラント - (ビンツ - ロストック<<)ハンブルク - ハノーファー - カッセル=ヴィルヘルムスヘーエ(>>ヴュルツブルク - アンスバッハ - アウクスブルク - ミュンヘン - ベルヒテスガーデン) - フランクフルト - カールスルーエ

脚注

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関連項目

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