ハシモトホーム
ハシモトホームとは、青森県八戸市に本社を置く住宅会社[1][2]。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 031-0803 青森県八戸市類家四丁目5番2号 北緯40度30分30.019秒 東経141度30分26.940秒 / 北緯40.50833861度 東経141.50748333度座標: 北緯40度30分30.019秒 東経141度30分26.940秒 / 北緯40.50833861度 東経141.50748333度 |
設立 | 1977年11月7日 |
業種 | 建設業 |
事業内容 | 住宅販売 |
代表者 | 代表取締役社長 橋本吉徳 |
資本金 | 3,000万円 (2024年9月1日現在) |
従業員数 | 145名 (2024年9月1日現在) |
支店舗数 | 7 |
主要子会社 | 株式会社ハウスワン |
外部リンク |
www |
概要
編集ハシモトホームは青森県八戸市類家に本店を置く北東北で住宅建築、不動産販売を事業とする企業[3]。従業員数は163名。代表取締役は橋本吉徳[4]。1977年(昭和52年)11月7日に設立された。青森県、岩手県、秋田県に7支店(八戸支店、青森支店、弘前支店、盛岡支店、秋田支店、大館支店、大仙支店)を拠点とする[5]。2005年の日経BPによると、同社の住宅着工件数は青森県内最大である[6]。
2019年9月、青森県八戸市に同社が総合住宅展示場「はちのへ住宅公園」を開設[7]、2020年9月、青森県三沢市に同社が分譲した大型分譲地内に3棟のモデルハウスが開設された[3]。2021年3月、青森県青森市に総合住宅展示場を建設した[8]。
2021年3月発行の八戸商工ニュース96号の青年部だよりによると、橋本は平成9年に同会議所に入会しみらい創造委員会に所属し2021年に青年部を卒業したと報じた[9]。
パワーハラスメント事件と報道
編集2018年(平成30年)同社青森支店に勤務する40代男性社員がパワハラや長時間労働が原因で自殺したとして遺族は同社社長に8000万円の損害賠償を請求した[12][13][14]。青森労働基準監督署は死亡した男性社員の労災を認定した[15]。
「症状」と題した賞状の授与
編集2008年ごろから、新年会の余興として「症状」と題した賞状が社員に授与されるようになり、現社長就任以降「症状」の内容がエスカレートした[16]。2018年1月、男性社員は社内の営業成績3位を受賞したが[17]、会社は新年会を開催した際に自殺した男性社員に対し「症状」と表題にした「賞状」を渡した[18][19][20]。
賞状の書面によると、
「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」 「陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない」—ハシモトホーム会長、症状、[21]
と記した。
各社の報道
編集デイリー新潮は「“パワハラ賞状”で自殺社員を愚弄 内容を精査すると益々浮き彫りになる“悪質性”」の見出しで、問題の「症状」の画像や自殺した男性社員の上司のパワハラショートメールの画像を用いて報じた[22]。朝日新聞は「「侮辱賞状」は尊厳を傷つける行為 専門家が語るパワハラ相談の鉄則」と題し、被害にあった際は第三者に相談するよう報じた[23]。
社長の発言
編集橋本吉徳社長はメディアの取材に
「毎年の懇親会で、表彰の一環として渡していたもの。行き過ぎた表現だったかもしれないが、他の人にも渡していたので、亡くなった男性の不調の原因になったか疑問に思う」—ハシモトホーム 橋本吉徳社長、デイリー新潮、[24]
と述べた。
パワハラ報道の反響
編集事件が報道された反響により、問い合わせの電話がハシモトホーム本社・支店に電話回線が逼迫するほど相次いだため、同社は留守番電話に切り替えた[25]。
出典
編集- ^ “なぜ「侮辱症状」を手渡したのか ハシモトホームとスルガ銀行の妙な関係”. ITmedia ビジネスオンライン. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “パワハラ自殺、遺族と和解 侮辱「賞状」騒動のハシモトホームが責任認め謝罪”. 産経新聞:産経ニュース. 産経新聞社 (2022年8月26日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ a b “三沢の大型分譲地にモデルハウス3棟オープン/ハシモトホーム”. デーリー東北デジタル (2020年9月19日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “株式会社ハシモトホーム | 8420001006327 | gBizINFO”. info.gbiz.go.jp. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “会社概要 | 会社案内 | 青森・岩手・秋田の注文住宅・新築住宅・土地ならハシモトホーム”. www.hashimotohome.com. 2024年8月29日閲覧。
- ^ 『日経ビジネス』日経 BP社、2005年 。
- ^ 「八戸/モデルハウスが3棟「住宅公園」オープン きょうハシモトホーム」『東奥日報社』2019年9月28日、朝刊、16面。
- ^ 「ハシモトホームが新展示場オープン 青森」『東奥日報社』2021年4月24日、朝刊、5面。
- ^ “青年部だより 革新”. 八戸商工会議所. p. 4 (2021年3月20日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ 「県スポ協スポーツ各賞/特別優秀選手 スキー・土屋(弘果)ら 優秀指導者 水泳・溝江氏(青森)ら」『東奥日報社』2023年1月17日、朝刊、12面。
- ^ 「県スポ協スポーツ各賞/優秀指導者 サッカー・正木氏ら 特別優秀選手 バド・奈良岡(FWDグループ)ら」『東奥日報社』2024年1月16日、朝刊、13面。
- ^ “新年会で「症状」手渡す 男性社員の自殺「パワハラ原因」遺族が住宅建築会社提訴 青森地裁”. 河北新報オンライン (2022年6月20日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “「あーあって感じ」パワハラ賞状を渡された男性が自死、メールには「方言」で人格否定も…弁護士が語る遺族の無念”. Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (2022年6月23日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “新年会で「大した成績残さず」の賞状 「パワハラで自殺」と妻が提訴:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年6月23日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “「侮辱賞状」でパワハラのハシモトホーム SNS&批判口コミを削除疑惑で隠蔽体質にも批判殺到”. ライブドアニュース. 2024年8月29日閲覧。
- ^ 「週刊文春」編集部. “(2ページ目)「あーあって感じ」“侮辱賞状”を連発し社員が自殺…「ハシモトホーム」2代目社長の正体”. 文春オンライン. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “羽鳥慎一アナ、「賞状」で自殺社員を侮辱した住宅会社に憤り…「面白くて盛り上がるという感覚の会社」”. スポーツ報知 (2022年6月23日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “「症状」と題した書面渡し自殺社員を侮辱 パワハラ訴訟の勤務先、「表彰の一環」と説明”. サンスポ. SANKEI DIGITAL (2022年6月21日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “自殺社員に侮辱の「賞状」 遺族が勤務先の住宅会社を提訴”. 産経新聞:産経ニュース. 産経新聞社 (2022年6月21日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “千原ジュニア「不愉快」青森のパワハラ自殺で“症状”渡した会社を非難 高橋真麻も「意図的」”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年8月29日閲覧。
- ^ Business Journal編集部. “「症状」渡した社員自殺…ハシモトホームと原子力関連プロジェクト”. ビジネスジャーナル/Business Journal. 2024年8月29日閲覧。
- ^ ““パワハラ賞状”で自殺社員を愚弄 内容を精査すると益々浮き彫りになる“悪質性”(全文)”. デイリー新潮 (2022年6月24日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “「侮辱賞状」は尊厳を傷つける行為 専門家が語るパワハラ相談の鉄則:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年7月1日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “羽鳥慎一アナ、「賞状」で自殺社員を侮辱した住宅会社に憤り…「面白くて盛り上がるという感覚の会社」”. スポーツ報知 (2022年6月23日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “侮辱「賞状」騒動のハシモトホームがHPで謝罪”. 産経新聞:産経ニュース. 産経新聞社 (2022年6月23日). 2024年8月29日閲覧。