ハシナガシャコ

鳥の種類

ハシナガシャコ (嘴長鷓鴣、学名:Rhizothera longirostris)は、キジ目キジ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でハシナガシャコ属を形成する。

ハシナガシャコ
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ亜目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ハシナガシャコ属 Rhizothera
: ハシナガシャコ R. longirostris
学名
Rhizothera longirostris
Ogilvie-Grant, 1905
和名
ハシナガシャコ
英名
Long-billed Partridge

分布

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マレー半島スマトラボルネオに分布する。

形態

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体長22-37cm。雄は頭上が濃い褐色で顔面は赤茶色である。黒い眉斑がある。頸は灰色で背面は暗い褐色、腹部は黄褐色である。嘴は黒くて大きい。雌は雄よりも小型で、頸は赤褐色である。嘴は雄よりも細く下に曲がっているため長く見える(これが和名、英名の由来である)。

尾羽は12枚で、雌雄とも足に1対の距がある。

生態

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熱帯のやや乾燥した森林や竹林に生息する。

亜種

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以下の2亜種に分類される。

  • PRhizothera longirostris longirostris
  • PRhizothera longirostris dulitensis

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 キジ目』、財団法人東京動物園協会、1987年、85頁