ハウスギャバン

日本の食品商社
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ハウスギャバン株式会社: House Gaban Corporation)は、東京都中央区に本社を置く日本の食品会社。ハウス食品グループ本社の完全子会社。

ハウスギャバン株式会社
House Gaban Corporation
旧本社
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 2817
2000年2月9日 - 2016年8月5日
略称 ギャバン、GABAN
本社所在地 日本の旗 日本
104-0033
東京都中央区新川2丁目31番1号 八丁堀トーセイビル
設立 1954年3月11日
(エイト食品株式会社)
業種 食料品
法人番号 5010001041582 ウィキデータを編集
事業内容 食品および香辛料、調味料の製造加工並びに販売
代表者 代表取締役社長 生駒晴司
資本金 4億9000万円
(2023年4月1日現在)
売上高 連結95億91百万円
単独81億42百万円
(2016年3月期)
純資産 連結89億70百万円
単独86億70百万円
(2016年3月末現在)
総資産 連結99億22百万円
単独94億86百万円
(2016年3月末現在)
従業員数 393名
(2023年4月1日現在)
決算期 3月末
主要株主 ハウス食品グループ本社株式会社
(2016年6月末現在)
外部リンク https://www.housegaban.com/
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GABAN(ギャバン)ブランドでの飲食店および食品メーカー向けの香辛料の製造・販売などで知られる。

概要

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ハウス食品グループ本社の子会社である。一般消費者向け商品は同社に販売を委託している。缶入り胡椒の部門で大きなシェアを持つが、その他にもローリエバジルといったハーブスパイスやオリーブオイルといった調味料全般を扱っている。また、スパイスを使用したポテトチップスも販売していた。

2023年4月1日付でハウス食品の業務用食品事業を簡易吸収分割により承継し、商号を現商号に変更した[1]

沿革

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1940年代から1950年代にかけて日本では原料不足から小麦粉やパン粉を混ぜたコショウが多く流通していた。前身であるエイト食品は「食事の洋風化が進めば香辛料の需要も増え、混ざり物がないコショウは売れるはず」という創業者の考えのもとに設立された。家庭用の香辛料については他社の製品が浸透していたため、業務用に特化して品質重視で他社との差別化を図ることにした。創業者自ら札幌ラーメン横丁の店一軒一軒を回って1缶づつ手売りしたり、ホテルやレストランのシェフを直接訪ね、その場で缶を開けて香りを確認したり、簡単な料理を作って味を確認してもらうするなどの施策を行ない、購入したシェフから取引している問屋を紹介してもらうことで販路を拡げた。特に中華料理店やラーメン店などでは缶のまま客席に置かれることが多く、一般消費者にもその存在が広く知られていたが、2005年2月に一般消費者向け商品に進出するまでは業務用に特化した戦略が執られていた[2]

年表

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出典:第62期(2016年3月期)有価証券報告書[3]

  • 1954年昭和29年)3月 - エイト食品株式会社として設立。
  • 1961年(昭和36年)3月 - エイト香辛料株式会社に商号変更。
  • 1971年(昭和46年)8月 - ギャバンスパイス株式会社に商号変更。
  • 1978年(昭和53年)3月 - 静岡県に静岡工場を設置。
  • 1989年平成元年)12月 - オリーブオイルの輸入販売を開始。
  • 2000年(平成12年)2月9日 - 日本証券業協会(現・JASDAQ)に株式を店頭登録。
  • 2001年(平成13年)
    • 8月 - 東京都中央区入船に本社を移転。
    • 12月1日 - 朝岡香辛料株式会社と合併し、株式会社ギャバン朝岡に商号変更。
  • 2003年(平成15年)6月 - 株式会社ギャバンに商号変更。
  • 2004年(平成16年)
    • 8月 - 味の素およびハウス食品と業務提携契約を締結。
    • 10月 - 販売子会社である朝岡スパイス株式会社をハウス食品へ譲渡。
  • 2005年(平成17年)2月 - ハウス食品へ国内家庭用スパイス製品の納入を開始
  • 2006年(平成18年)9月 - 栃木県に関東事業所が竣工。
  • 2016年(平成28年)
    • 6月 - 第二位株主のハウス食品グループ本社株式公開買付けを実施し、親会社であった味の素などから株式を取得し、議決権所有割合で98.61%の株式を保有する親会社となる。
    • 8月 - JASDAQ上場廃止。株式売渡請求によりハウス食品グループ本社の完全子会社となる。
  • 2022年令和4年)3月22日 - 東京都中央区新川に本社を移転[4]
  • 2023年(令和5年)4月1日 - ハウス食品から国内における業務用食品事業を吸収分割により譲受すると同時に、商号をハウスギャバン株式会社に変更[1][5]

備考

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脚注

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  1. ^ a b “ハウス食品G本社 業務用食品をギャバンに承継 来年4月事業統合”. 食品新聞 (株式会社食品新聞社). (2022年5月16日). https://shokuhin.net/56260/2022/05/16/kakou/choumi/ 2023年4月1日閲覧。 
  2. ^ “飲食店のコショウはなぜGABAN?”. exciteニュース (エキサイト株式会社). (2010年9月15日). https://www.excite.co.jp/news/article/E1284295853462/ 2023年4月8日閲覧。 
  3. ^ 第62期(2016年3月期)有価証券報告書” (PDF). 株主プロ. 有報データマイニング株式会社. 2023年4月1日閲覧。
  4. ^ 本社移転のご案内”. 2022年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月29日閲覧。
  5. ^ 子会社の組織再編(国内業務用食品事業の統合)および子会社の商号変更に関するお知らせハウス食品グループ本社 2022年5月11日
  6. ^ j-platpat”. 特許情報プラットフォーム. 2022年6月22日閲覧。

外部リンク

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