ネギ亜科
ネギ亜科(ネギあか、学名: Allioideae)は、ヒガンバナ科の亜科の一つ。APG IIでは独立のネギ科 (Alliaceae)[2] 、APG IIIではネギ亜科とされ、アガパンサス亜科とともにヒガンバナ科[3] に含める。
ネギ亜科 | ||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Allioideae Herb.[1] | ||||||||||||||||||
タイプ属 | ||||||||||||||||||
ネギ属 Allium L. | ||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||
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連 | ||||||||||||||||||
かつての新エングラー体系・クロンキスト体系ではユリ科(子房上位または中位)に含まれていたが、形態的にはヒガンバナ科(子房下位)に似た点も多く、1970年代から、ネギ科を分離すべきと主張する分類学者がかなりいた(ダールグレン等)。
形態・生態
編集葉は根生で、線形や円柱形、倒披針形のものがある。
分布
編集人間との関わり
編集大半の種がネギ属 (Allium) で、有用植物もネギやワケギ、アサツキ、ニラ、ラッキョウ、ニンニクなどの野菜やスパイス、チャイブやリーキなどの西洋野菜、さらに直径20cmを超える巨大な花(花序)をつけるアリウム・ギガンテウム、黄色い小さな花をたくさんつけ、切り花に利用されるキバナノギョウジャニンニクなど、園芸上「アリウム」または「アリアム」と呼ばれる観賞植物を含んでいる。このほかには、ハナニラ属、レウココリネ属 などの植物が、観賞用に栽培されている。
下位分類
編集注と出典
編集- ^ Chase, Mark W and Reveal, James L and Fay, Michael F (2009). “A subfamilial classification for the expanded asparagalean families Amaryllidaceae, Asparagaceae and Xanthorrhoeaceae”. Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 132-136. doi:10.1111/j.1095-8339.2009.00999.x.
- ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、54頁。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ 米倉浩司『維管束植物分類表 = Syllabus of the Vascular Plants of Japan』邑田仁監修、北隆館、2013年、55頁。ISBN 978-4-8326-0975-4。
参考文献
編集- 平野隆久写真「ネギ科」『野に咲く花 : 写真検索』林弥栄監修、門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、74-76頁。ISBN 978-4-635-07019-5。
関連項目
編集外部リンク
編集- Agricultural Research Service (ARS) (2010年1月27日). “subfam. Allioideae” (英語). Germplasm Resources Information Network (GRIN). United States Department of Agriculture (USDA). 2015年6月3日閲覧。
- "Allioideae". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Allioideae" - Encyclopedia of Life