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ヌメア-パイタの鉄道: Nouméa-Païta railway)は、かつてニューカレドニアにて運行されていた唯一の鉄道路線である。

ヌメア-パイタの鉄道
パイタの旧駅プラットホーム
概要
現地表記 Nouméa-Païta railway
現況 廃止
所在地 ニューカレドニアの旗 ニューカレドニア
起終点 ヌメア
パイタ
駅数 8駅
運営
開業 1904年
廃止 1940年
路線諸元
路線総延長 29 km (18 mi)
軌間 3 ft (914 mm)
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ヌメア-パイタの鉄道
 経路図 
exKHSTa
0.0 ヌメア
exHST
Nouméa Rivière Salée
exHST
Auteuil
exTUNNEL1
Tunnel de Tonghoué
exHST
Col de Tonghoué
exWBRÜCKE1
La Ouanéoué
exHST
17.0 デュムベア英語版
exhKRZWae
La Dumbéa
exHST
Nondoué
exTUNNEL1
Tunnel de lErambéré
exWBRÜCKE1
Karikouié
exHST
Mont Mou
exKHSTe
29.0 パイタ

当鉄道は1914年12月に首都ヌメア (Nouméa) - パイタ (Païta) 間で開業した。 当鉄道は軌間3 ft (914 mm)のナローゲージ軌道であり、延長29キロメートル (18 mi)の両都市間を1時間15分で移動していた。

歴史

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1904年のヌメアからデュムベア英語版 (Dumbéa) までの連絡とともに、ヌメアからブーライユ英語版 (Bourail) までを結ぶ鉄道の概念が1884年最初に承認された[誰によって?]

当鉄道は利用客の少なさにより、1940年1月1日に廃止された。

ニューカレドニアにて連合国駐留軍のための鉄道を運行するために、1942年4月にアメリカ軍第790鉄道輸送部隊が当路線を再開業した[1][2][3]

その後[いつ?]、当路線は破棄および破壊された。 パイタの旧駅跡が町の北部に残されている。 荷積みプラットホームとランプは保存状態が良く、様々な建物の基礎はまだ目にすることができる。 「マルグリット (Marguerite)」と呼ばれた小型機関車が旧鉄道跡に保存されている。 1940年まではこの機関車が使用されていた[4]。 しかしながらナローゲージ軌道は解体され、以前の線路の並びはもはや目にすることができなくなっている。

経路

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南部州英語版の3つの基礎自治体内に当路線の8つの駅があった。 ヌメアの市内中心部から当路線が始まり、Riviére Saléeの区(グラン・カルティエ (Grand Quartier))に2番目の駅があった[5]デュムベア英語版に入る前に、当路線はオートゥイユ (Auteuil) およびCol de Tonghouéの村を直交している。 その後、当路線はNondouéおよび山の近くのMount Mouの村を直交し[6]パイタの終点駅までは数キロメートルある。 当路線には2つの鉄道トンネル(Tunnel de TonghouéおよびTunnel de l'Erambéré)があり、3つの川(La OuanéouéLa Dumbéa英語版[7]およびKarikouié)を鉄道橋で渡河している。

ギャラリー

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脚注

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外部リンク

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