ニュージーランドオットセイ

ニュージーランドオットセイ(学名:Arctocephalus forsteri)はアシカ科ミナミオットセイ属に属するオットセイの一種。種小名 forsteri はドイツの博物学者ヨハン・フォスターにちなむ[2]

 ニュージーランドオットセイ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
亜目 : イヌ型亜目 Caniformia
下目 : クマ下目 Arctoidea
階級なし : 鰭脚類 Pinnipedia 階級未定
: アシカ科 Otariidae
: ミナミオットセイ属 Arctocephalus'
: ニュージーランドオットセイ A. forsteri
学名
Arctocephalus forsteri
Lesson1828
和名
ニュージーランドオットセイ[1]
分布

分布

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ニュージーランドオーストラリア南岸に生息[2]

形態

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オスは平均体重126kgほどだが、160kgのものも報告されている[3][4]。オスの体長は2mに達することもある。メスの平均体重は30-50kgで、体長は1.5m。生まれた時点の子の平均体重は3.3~3.9kg、体長は40~55cm。生後290日で、オスは約14.1kg、メスは約12.6kg[3]。 他のアシカ科と同様に、外耳と前方に回転する後鰭脚があり、アザラシとは明らかに区別される。薄く長い髭と尖った鼻を持つ[5]。2層の毛皮で覆われ、外の毛皮は背中側が灰色がかった茶色で、腹側が明るい[5]。長い上毛に白い先端があるために銀色のような外観を与える。アンティポデス諸島マッコーリー島でかつて発見された、いわゆる"Upland Seals"は、厚い毛皮を持つ別亜種と主張されているが、遺伝的に異なるかどうかは不明[6]

生態

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肉食。頭足類魚類コガタペンギンハシボソミズナギドリを食べる。[2]

脚注

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  1. ^ 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
  2. ^ a b c 水口博也『世界で一番美しいアシカ・アザラシ図鑑』創元社,2021,10,20,
  3. ^ a b Chilvers, B.L.; Goldsworthy, S.D. (2015). Arctocephalus forsteri. IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T41664A45230026. doi:10.2305/IUCN.UK.2015-2.RLTS.T41664A45230026.en. https://www.iucnredlist.org/species/41664/45230026 13 November 2021閲覧。. 
  4. ^ Harcourt, R.G., (2001). "Advances in New Zealand mammalogy 1990–2000: Pinnipeds". Journal of The Royal Society of New Zealand, Retrieved 6 October 2011
  5. ^ a b Department of Conservation. "New Zealand fur seal/kekeno" Archived 28 January 2015 at the Wayback Machine. Retrieved 6 October 2011.
  6. ^ Richards, Rhys (1994). “"The upland seal" of the Antipodes and Macquarie Islands: A historian's perspective”. Journal of the Royal Society of New Zealand 24 (3): 289–295. doi:10.1080/03014223.1994.9517473.