ニコラ・ド・ローネー
ニコラ・ド・ローネー(Nicolas de Launay、1739年9月20日 - 1792年3月2日)は、フランスの版画家である[1]。同時代に人気のあった画家などの絵画を版画にした。
ニコラ・ド・ローネー Nicolas de Launay | |
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Augustin de Saint-Aubinによる肖像画 | |
生誕 |
1739年9月20日 フランス、パリ |
死没 |
1792年3月2日 (52歳没) フランス、パリ |
略歴
編集パリで生まれた。若い頃から版画家のルイ=シモン・ランぺルール(Louis-Simon Lempereur: 1728-1807)の工房で学んだ。歴史画や肖像画、風景画、ビネット(vignette: 装飾模様)など様々な題材の版画を制作した。1780年代にデンマーク王立美術院の会員に選ばれた後、1789年にフランスの王立絵画彫刻アカデミーの会員に選ばれた[1]。その後国王の宮廷版画家になった、
ヤン・バプティスト・ウェーニクス(1621-1659)やジャン・オノレ・フラゴナール(1732-1806)、エティエンヌ・オーブリー(1745-1781)といった有名画家の原画をもとにした版画作品で知られている[2]。
フランス宮廷で有力な版画家であったシャルル=ニコラ・コシャン(Charles-Nicolas Cochin: 1715–1790)とも働いた。
弟のロバート・ド・ローネー (1749-1814)はニコラ・ド・ローネーに学んで版画家になった[1]。弟子にはジャン・バティスト・フォスワイヤー(Jean Baptiste Fosseyeux: 1752-1824)、ジャン=バティスト=ミシェル・デュプレ(Jean-Baptiste-Michel Dupréel: 1765-1827)、ニコラ・ポンス(1746-1831)らがいる。
作品
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ジャン=ミシェル・モローの原画による版画
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ジャン・オノレ・フラゴナールの原画による版画
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フラゴナールの原画による版画
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ユベール=フランソワ・グラヴロの原画による版画
脚注
編集- ^ a b c Louis-Gabriel Michaud: Biographie universelle, ancienne et moderne : ou histoire, par ordre alphabétique, de la vie publique et privée de tous les hommes qui se sont fait remarquer par leurs écrits, leurs actions, leurs talents, leurs vertus ou leurs crimes. Paris: Michaud, 1819, s. 434.
- ^ Pierre Rosenberg: Fragonard: Metropolitan Museum of Art. New York: Metropolitan Museum of Art, 1988, s. 226. ISBN 978-0-87099-516-3.
参考文献
編集- Louis-Mayeul Chaudon, Dictionnaire universel, historique, critique et bibliographique, t. 3, Mame, 1810, 9e éd., 590 p. , p. 434.
- Louis-Gabriel Michaud, Biographie universelle, ancienne et moderne : ou histoire, par ordre alphabétique, de la vie publique et privée de tous les hommes qui se sont fait remarquer par leurs écrits, leurs actions, leurs talents, leurs vertus ou leurs crimes, vol. 23, Paris, Michaud, 1819, 642 p. , p. 435.