ニコラス・イーデン
第2代エイヴォン伯ニコラス・イーデン(Nicholas Eden, 2nd Earl of Avon, 1930年10月3日 - 1985年8月17日)は、イギリスの政治家、貴族。首相を務めたアンソニー・イーデンの息子。
経歴
編集アンソニー・イーデンとその最初の妻ベアトリスの間の次男として生まれる。イートン校で学ぶ。兄のサイモンが、第二次世界大戦中の1945年にビルマ戦線で戦死したため、1977年の父の死で第2代エイヴォン伯爵位を継承した[1][2]。
保守党に所属する貴族院議員であり、サッチャー政権下において、1980年から1983年にかけて貴族院における侍従(貴族院与党院内幹事)、1983年から1984年にかけてエネルギー省政務次官、1984年から1985年にかけて環境省政務次官を務めた。
1985年8月17日、エイズにより急死した。イーデンは同性愛者として知られ[3]、独身で後継者もなかったため、エイヴォン伯爵は2代で断絶した。
栄典
編集爵位
編集1977年1月14日に父アンソニー・イーデンの死去により以下の爵位を継承した[1][2]。
- 第2代エイヴォン伯爵(2nd Earl of Avon)
- ウォーリック州におけるロイヤル・レミントン・スパの第2代イーデン子爵(2nd Viscount Eden, of Royal Leamington Spa in the County of Warwick)
- (勅許状による連合王国貴族爵位)
脚注
編集- ^ a b Heraldic Media Limited. “Avon, Earl of (UK, 1961 - 1985)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b Lundy, Darryl. “Nicholas Eden, 2nd Earl of Avon” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。
- ^ Coleman, Brian (2007年6月25日). “Thatcher the gay icon”. New Statesman. 2011年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年6月29日閲覧。
公職 | ||
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先代 モウブレー男爵 |
貴族院における侍従 1980年 - 1983年 |
次代 チルワースのルーカス男爵 |
先代 ジョン・ムーア デイヴィッド・メラー |
エネルギー省政務次官 1983年 - 1984年 同職:ジョン・ムーア 1983年 ジャイルズ・ショー 1983年 - 1984年 |
次代 ジャイルズ・ショー デイヴィッド・ハント |
先代 サー・ジョージ・ヤング準男爵 ウィリアム・ウォルドグレイヴ閣下 |
環境省政務次官 1984年 - 1985年 同職:サー・ジョージ・ヤング準男爵 |
次代 サー・ジョージ・ヤング準男爵 アンジェラ・ラムボルド |
イギリスの爵位 | ||
先代 アンソニー・イーデン |
エイヴォン伯爵 1977年 - 1985年 |
廃絶 |