ナタール州
ナタール州(ナタールしゅう、英語: Province of Natal, アフリカーンス語: Natalprovinsie)は、南アフリカ共和国(かつて南アフリカ連邦)に1910年から1994年まで存在していた州。州都はピーターマリッツバーグ。1910年に南アフリカの4つの植民地が合同して南アフリカ連邦が成立した際、それまでのナタール植民地から改組し成立した。もともとズールー王国の故地であり、黒人中ではズールー人の勢力が極めて強かった。また、インド系を中心としたアジア人が最も多い州でもあった。
ナタール州 Province of Natal Natalprovinsie | |
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人口 | |
• 1991 | 2,430,753人[1] |
歴史 | |
• 起源 | ナタール植民地 |
• 設立 | 1910年5月31日 |
• 滅亡 | 1994年4月27日 |
• 後継 | クワズール・ナタール州 |
現在 | 南アフリカ共和国の州 |
政府 | Natal Provincial Council |
• 本部 | ピーターマリッツバーグ |
アパルトヘイト期にはナタール州内の各所に点々とズールー人のバントゥースタンであるクワズールーの州域が広がっていた。1960年の連邦から共和国への改組をめぐる国民投票では、4つの州のうち唯一共和国化に反対した。1980年代後半からの民主化運動では、ズールー人のインカタ自由党とアフリカ民族会議の間で暴力が頻発した。
1994年以降、クワズールーとナタールは合併し、クワズールー・ナタール州となった。
脚注
編集出典
編集- ^ “Census > 1991 > RSA > Variable Description > Person file > District code”. Statistics South Africa - Nesstar WebView. 18 August 2013閲覧。