ナザレナ・ロメロ
ナザレナ・ロメロ(Nazarena Romero、1994年5月23日[1] - )は、アルゼンチンのプロボクサーである。現WBA女子世界スーパーバンタム級王者。
基本情報 | |
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通称 | La Capricho |
階級 |
バンタム級 スーパーバンタム級 |
国籍 | アルゼンチン |
誕生日 | 1994年5月23日(30歳) |
出身地 | レクレオ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 16 |
勝ち | 14 |
KO勝ち | 8 |
引き分け | 2 |
経歴
編集2018年1月20日、カタマルカにてプロデビューし、Paola Farfanを3-0判定で降す。
6戦全勝(3KO)で2019年4月12日、カタマルカのPolideportivo Fray Mamerto EsquiúにてMarianela Ramírezとの南米女子バンタム級王座決定戦に臨み、3-0(98–92×2、97–95)の判定でプロ初タイトル獲得[2][3]。
3戦後の2019年12月28日、サラテのClub IndependienteにてLaura GriffaとのFAB&南米女子スーパーバンタム級王座決定戦に臨み、3-0(100-90、99–91、98–92)の判定で2冠獲得[4]。
2020年3月20日、ジュリエタ・カルドーゾとのWBA女子世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨む予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期された[5]。12月5日にカタマルカのClub de Ajedrezで対戦し、2回TKOで暫定王座獲得[6]。
2023年6月10日、マイヤリン・リバスが持つWBA女子世界スーパーバンタム級王座に挑戦するが、5回に負傷判定となり1-1引き分けでレギュラー王座奪取に失敗。
2024年5月11日、メキシコ・アグアスカリエンテスでエリカ・クルスが持つWBA女子世界スーパーバンタム級王座に挑戦し、1-1の判定で引き分けとなり王座奪取に失敗。しかし、マッチルーム・スポーツの依頼でドラッグ・フリー・スポーツによって4月29日に実施されていた薬物検査で、クルスの尿サンプルから3種類の禁止薬物(スタノゾロロール代謝物16b-ヒドロキシスタノゾロロール、3'-ヒドロキシスタノゾロ、フロセミド)の陽性反応が検出されたため、WBAはクルスのWBA女子世界スーパーバンタム級王座を剥奪し同王座は空位となった[7]。
2024年8月24日、ブエノスアイレスにてパウレッテ・バレンスエラとのWBA女子世界スーパーバンタム級王座決定戦に臨み、10回TKOでレギュラー王座獲得[8]。
戦績
編集- プロボクシング:16戦 14勝 8KO 2分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2018年1月20日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | Paola Farfan | アルゼンチン | プロデビュー戦 |
2 | 2018年6月22日 | ☆ | 1R | TKO | Elizabeth Britos | アルゼンチン | |
3 | 2018年8月3日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | Marianela Soledad Ramirez | アルゼンチン | |
4 | 2018年9月14日 | ☆ | 2R | TKO | Eliana Yamila Cuello | アルゼンチン | |
5 | 2018年10月19日 | ☆ | 4R | TKO | Elizabeth Britos | アルゼンチン | |
6 | 2019年3月29日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | Rosa Maria Caraballo | アルゼンチン | |
7 | 2019年4月12日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | Marinela Soledad Ramirez | アルゼンチン | 南米女子バンタム級王座獲得 |
8 | 2019年6月28日 | ☆ | 1R | TKO | Valeria Jesica Almirón | アルゼンチン | |
9 | 2019年10月11日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | Rosa Maria Caraballo | アルゼンチン | |
10 | 2019年12月28日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | Laura Soledad Griffa | アルゼンチン | FAB・南米女子世界スーパーバンタム級王座獲得 |
11 | 2020年12月5日 | ☆ | 2R 1:38 | TKO | ジュリエタ・カルドーゾ | アルゼンチン | WBA女子世界スーパーバンタム級暫定王座獲得 |
12 | 2022年11月19日 | ☆ | 1R | TKO | Paola Ibarra | ウルグアイ | WBAフェデラテン女子スーパーバンタム級王座獲得 |
13 | 2023年4月29日 | ☆ | 3R | TKO | ジュリエタ・カルドーゾ | アルゼンチン | WBAフェデラテン王座防衛1 |
14 | 2023年6月10日 | △ | 5R | 負傷判定1-1 | マイヤリン・リバス | ベネズエラ | WBA女子世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
15 | 2024年5月11日 | △ | 10R | 判定1-1 | エリカ・クルス | メキシコ | WBA女子世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
16 | 2024年8月24日 | ☆ | 10R | TKO | パウレッテ・バレンスエラ | メキシコ | WBA女子世界スーパーバンタム級王座獲得 |
テンプレート |
脚注
編集- ^ “WBA Boxer Profile”. 世界ボクシング協会. 26 April 2021閲覧。
- ^ “"La Joya del Valle", esta noche en el Poli” (スペイン語). www.elesquiu.com (12 April 2019). 26 April 2021閲覧。
- ^ “Boxeo de Catamarca - Nazarena, reina Sudamericana” (スペイン語). www.boxeodecatamarca.com (13 April 2019). 26 April 2021閲覧。
- ^ “Romero es campeona argentina y sudamericana Supergallo” (スペイン語). www.elesquiu.com (30 December 2019). 26 April 2021閲覧。
- ^ “Nazarena Romero espera su oportunidad mundialista - El Ancasti” (スペイン語). www.elancasti.com.ar (25 March 2020). 26 April 2021閲覧。
- ^ Costa, Carlos (6 December 2020). “Nazarena Romero Stops Cardozo, Claims WBA Interim-Title in Argentina”. BoxingScene.com. 26 April 2021閲覧。
- ^ “Notebook: Healthy Foster vows better showing vs. Conceicao”. DAN RAFAEL (2024年7月4日). 2024年7月4日閲覧。
- ^ “Nazarena Romero crowned in Buenos Aires” (英語). 世界ボクシング協会 (2024年8月26日). 2024年12月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集暫定王座決定戦 対戦者 ジュリエタ・カルドーゾ |
WBA女子世界スーパーバンタム級暫定王者 2020年12月5日 - 不明 |
次暫定王者 |
空位 前タイトル保持者 エリカ・クルス |
第13代WBA女子世界スーパーバンタム級王者 2024年8月24日 - 現在 |
次王者 N/A |