ドーノック(Dornoch)は、アメリカ合衆国競走馬である。主な勝ち鞍は2024年ベルモントステークスハスケルステークス

ドーノック
欧字表記 Dornoch
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2021年4月22日(3歳)
Good Magic
Puca
母の父 Big Brown
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Grandview Equine
馬主 West Paces Racing LLC,
R. A. Hill Stable Et Al
調教師 Danny Gargan(米国)
競走成績
生涯成績 10戦5勝
勝ち鞍
G1 ベルモントS 2024年
G1 ハスケルS 2024年
G2 レムゼンS 2023年
G2 ファウンテンオブユースS 2024年
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概要

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2歳(2023年)

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7月29日のサラトガ競馬場の未勝利戦でルイス・サエスを背に2着。続いて8月26日のサプリングステークス(L)にケンドリック・カームーシュを背に2着と好走した[1]

10月14日のキーンランド競馬場の未勝利戦で再びサエスを鞍上にして初勝利を挙げた[1]

12月2日のレムゼンステークス(G2)に1番人気で出走。先手を打つと最終コーナーで後続を引き離しにかかり、最後は最後方から追い込むシエラレオネを指し返してハナ差の勝利を手にした[2]

3歳(2024年)

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3月2日のファウンテンオブユースステークス(G2)に本命として勝利を挙げる[3]

その後は4月6日のブルーグラスステークス(G1)に出走するもシエラレオネの4着に敗戦[1]。続いて5月4日のケンタッキーダービー(G1)に出走するもミスティックダンの10着に敗れた[4]

6月8日のベルモントステークス(G1)では単走オッズ18.70倍の1番人気の支持を受けて出走[5]シーズザグレイを先に行かせて外目2番手を追走。第3コーナーで流れが早くなるとシーズザグレイに並び掛ける。最終コーナーでは3番手のマインドフレームも追撃して3頭が並ぶような形となるも、直線入口ではドーノックが先頭となって抜け出す。マインドフレームが外に持たれた隙に一気に突き放して、巻き返しを図るマインドフレームを半馬身差で振り切ってG1初制覇を果たした。この勝利により前年のケンタッキーダービー馬メイジとの史上9頭目のクラシック兄弟制覇となった。また、管理するガーガンにとっても初のG1勝利であった。鞍上のサエスは「逃げるプランだったができなかった。完ぺきな位置につけたから、彼をただ気分良く走らせたんだ。彼はやるべきことをやったよ。フィニッシュもかなり良かった」と自身の騎乗を振り返った[6]

続いて7月20日のハスケルステークス(G1)では単勝オッズ4.4倍の3番人気で出走[7]。最内枠を活かしてハナを切って逃げを選択。4番手を追走していたマインドフレームが第3コーナーから仕掛けてドーノックを捕らえようとし、それに対してドーノックは手応えが劣勢にも見えた。しかし埒沿いの経済コースを維持して巻き返すと、マインドフレームを好き放して1馬身1/4差で勝利。前走に続いてマインドフレームを封じてG1連勝とした[8]。しかし、8月24日のトラヴァーズステークス(G1)では道中ハナを奪い逃げるも直線で一杯になり4着に敗れた[9]。その後、ブリーダーズカップ・クラシックへ向けて調整されていたが、調教中に骨挫傷を発症して現役を引退することになった。引退後の2025年よりスペンドスリフトファームで種牡馬入りする[10]

血統表

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ドーノック血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Good Magic
栗毛 2015
父の父
Curlin
栗毛 2004
Smart Strike Mr. Prospector
Classy 'n Smart
Sheriff's Deputy Deputy Minister
Barbarika
父の母
Glinda the Good
鹿毛 2009
Hard Spun Danzig
Turkish Tryst
Magical Flash Miswaki
Gil's Magic

Puca
鹿毛 2012
Big Brown
鹿毛 2005
Boundary Danzig
Edge
Mien Nureyev
Miasma
母の母
Boat's Ghost
芦毛 2004
Silver Ghost Mr. Prospector
Misty Gallore
Rocktheboat Summer Squall
Native Boat
母系(F-No.) Skypeeper(FN:5-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Danzig:S4×M4×S5
Mr. Prospector:S4×M4
Northern Dancer:S5×M5×M5
[§ 4]
出典
  1. ^ [11]
  2. ^ [12]
  3. ^ [11]
  4. ^ [11]


脚注

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  1. ^ a b c ドーノック(Dornoch) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年6月9日閲覧。
  2. ^ a b KYダービー馬メイジの全弟ドーノック、米2歳G2レムゼンSで重賞初制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年6月9日閲覧。
  3. ^ ドーノックが米G2ファウンテンオブユースS快勝、KYダービー兄弟制覇へ前進 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年6月9日閲覧。
  4. ^ 結果 | 2024ケンタッキーダービー | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World. 2024年6月9日閲覧。
  5. ^ ベルモントステークス(G1) 2024/6/8(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年6月9日閲覧。
  6. ^ 米G1ベルモントSはドーノックが押し切り、史上9組目のクラシック兄弟制覇を達成 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月11日閲覧。
  7. ^ ハスケルステークス(G1) 2024/7/20(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月27日閲覧。
  8. ^ 米G1ハスケルSはドーノックが逃げ切り、ベルモントSに続きマインドフレームを封じる | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月27日閲覧。
  9. ^ 2歳王者フィアースネス、米G1トラヴァーズSでKYダービー惨敗の悪夢を払しょくJRA-VAN Ver.World - 海外競馬、2024年9月29日配信・閲覧
  10. ^ 米ベルモントS覇者ドーノック、骨挫傷で電撃引退…種牡馬入り 米紙が報道スポーツニッポン、2024年9月29日配信・閲覧
  11. ^ a b c 5代血統表|血統情報|Dornoch(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年7月27日閲覧。
  12. ^ Dornoch (ドーノック)の血統表 | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年7月27日閲覧。

外部リンク

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